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リスニング力アップにもおすすめ!「はじめよう中国語音読 初級編(アスク出版)」を一周した感想

こんにちはー中村(@Tapitea_rec)です。

今回は、はじめよう中国語音読 初級編(アスク出版)を一周した感想についてお伝えします。


私は元々勉強が苦手なほうなので、レベル高いこと言えないんですが、それでも良い方だけお読みください!(笑)


「はじめよう中国語音読 初級編(アスク出版)」 とは

「はじめよう中国語音読 初級編」とは、2019年12月にアスク出版から発行された、中国語音読の強化方法を伝えるテキストです。


内容は、

(1)ウォームアップ(中国語発音の基礎)…解説動画にリンクするQRコード付き
(2)本文60課…仕事、生活にまつわる一課80文字程度の例文
(3)チャンク(かたまり読み)トレーニング
★模範音声のCD×2枚…本文を読み上げるディスク1/チャンク読み強化のディスク2


著者の李軼倫先生は中国語教育の専門家で、これまでNHK国際放送の中国語ニュース、NHKラジオ講座「まいにち中国語」「レベルアップ中国語」など多数の番組に出演なさっています。


私は基礎的な音読力とリスニング力アップが課題でして、今教わっている中国語の先生からのおすすめで4月に購入。

1課ごとに听写(聽寫)をしたあと、音読の練習をするやり方で学習を進めました。


約3ヵ月かかって一周したところ、本書のお陰でかなり伸びた実感もあり、

今後リスニング力を上げたいと感じている方、購入を迷っている方のために、本書の魅力、メリット/デメリットをお伝えしたい!ということで、感想をお伝えしますね。



おすすめしたい方

本書は、

1日10分くらいで、中国語の音読力とリスニング力を両方アップしたい方
「HSKのリスニング問題を勘で得点できるけど、実際の会話になるとあまり聞き取れてないしこちらの言いたいことも伝わっていない気がする」方
HSK3~4級の文法が大体頭に入ってる方(完璧じゃなくてOK)

こんな方にオススメしたいと思いました。


魅力1:親しみやすい解説動画で理解度アップ

本書の序盤では「ウォームアップ」として、中国語の発音の基礎+αが紹介されています。

他のテキストと異なるのは、なんと著者の李軼倫先生による、本文と連動した解説動画へのQRコードリンクがあるところです…!

たとえばこんな感じ↓

李先生のわかりやすい解説でスラスラ頭に入ってきます…!(*'ω'*)

お人柄も優しくて親しみやすい感じ…!

テキストと動画の両方のアプローチで理解しやすいですし、学習のモチベーションも上がりました~!


魅力2:本文の長さがちょうど良い

本文一課あたりの文字数は約80文字、時間は30秒(実際は1篇あたり2回読まれるので1トラック約1分)のため、テンポよく学習を進められます。やる気がある日は5課くらいまとめて進められるし、時間がない日は1課だけ取り組む、というマイペースな学習もできます。


この短さのおかげで、私は最後まで脱落せず一周できました!


魅力3:苦手な発音をムリなくブラッシュアップ。レベルアップを実感できる


発音できない単語は聴き取りも上手くできない、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

本文に採用されている単語は、日本人にとって発音しにくい、間違えやすい音が重点的かつ自然にw取り入れられているので、音読力も聴力もレベルアップしやすいと思いました。


たとえばこんな感じ。

画像1

(「はじめよう中国語音読 初級編」p148より)

\注重着装 Zhùzhòng zhuózhuāng/

私は発音できない=聞き取れない傾向が顕著で、以前は「zh-」「ch-」 の聞き取りがむずかしかったです…!

が、本書の学習に加え、発音矯正に3ヵ月ほど取り組んだところ、そり舌音も徐々に聞き取れるようになってきました。感動…!!


リスニング力と発音力はつながっているのを実感しました~。


魅力4:例文がめっちゃ使える。

本書の例文は、単語を自分の状況に置き換えて使えるものばかり。日常に生かせるところも魅力です。


たとえば

我出生在埼玉县, 現在在東京的一家貿易公司工作。
-私は埼玉県生まれで、今は東京の貿易会社に勤めています。

-はじめよう中国語音読入門編 P24 Part1-1より引用-

こういうのとか、一から文章作ろうとすると「これでいいのかな?」ってなると思います(少なくとも私はそういうタイプ…w)

上記は仕事にまつわる文章ですが、他にも週末の過ごし方、食べ物、趣味などの例文も豊富です。ちょうど良い難易度で堂々とマネできる例文があると、アウトプットの大きなサポートになりますよね…そんなところもおすすめです!


魅力5:単語の難易度がそこそこ高い。初心者向けすぎない。

本書には、HSK5級~6級レベルの単語も出現します。難易度の低い単語の発音を確認しながら、新しい単語を覚える新鮮さがあり、飽きなかったです~(飽き性)

逆にHSK2級とかのレベル感の時に、「なんか難しそうだけど、初級ならイケるっしょ!」みたいなノリで手を出すと初見殺しみたいになって辛かったかもしれません。笑

基礎文法を一旦学んでから仕上げのつもりで挑戦すると良いかなぁと個人的に思います。


【解決済】唯一のbad point:スマホ用外部連携アプリが動かなかった【沒問題】

(2020年7月19日追記)最初に本記事を公開した際、唯一の弱点として、スマホ用アプリの反応が鈍いとお伝えしました。

これは本書の内容には直接関係ないのですが、外部連携しているスマホ用アプリの動作が微妙でした…!

本書の音声は、テキスト本文にあるシリアルナンバーを打ち込んでダウンロードした音声を、「audiobook.jp」というアプリを使って、スマートフォンで聴ける仕組みがあります。

が、実際使ってみたところ、アプリと私のスマートフォンの相性がよくないのか、早送り、巻き戻しなど、操作系の機能全般があまり反応せずでした。(以下省略)

その後、Twitterで本記事をシェアしましたところ、アスク出版編集部様、著者の李軼倫先生にもお目通し頂き、ご返信まで頂いちゃいました…!!

そして、アスク出版様から「アプリの再インストール」をご案内頂きました!

実際に手持ちのスマートフォンで再インストールを試したところ、アプリの反応も良くなり、無事使えるようになりましたことご報告いたします!お騒がせいたしましたm(_ _)m

いち購入者のお声にご対応頂き感謝です!アスク出版編集部のご担当者様、李軼倫先生、ありがとうございました!


まとめ

以上お伝えしました通り、「はじめよう中国語音読 初級編」は脱リスニング初級者を目指す方におすすめの一冊です。お近くの書店や、AmazonなどECサイトでも買えますのでご覧になってはいかがでしょうか。

私は初級編をもう少しやりこんだ後、中級編に挑戦したいなぁと思っています!


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