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「ITベンチャーの組織人」になって半年が経ってしまった気がする。働いてみた感想を言う。


中村(@Tapitea_rec)です。

「ITベンチャー」の組織人になり丸半年がたちました。20代までの環境、そして若いころに想定していた働き方とガラリと変わり。続けられるんかなー、と思ってたのですが、とにかく現段階で半年は続いています。というかバタバタしてたらあっという間に半年経ってしまいました。笑

そこで振り返りを兼ねて、働いてみた感想を書いてみます。

(基本全部無料で読めて、おまけだけあまり流出してほしくないので、有料ブロックしてます。興味あればお買い上げください!)

概要

事業:ITベンチャー
社員数:150名規模
職種:広報室マネージャー(上司は社長、部下は1人。)
主な仕事内容:広報戦略/戦術の構築、メディアリレーション、オウンドメディアの管理、日本語工場 兼 ゴーストライター
働き方:基本週3リモートワーク

自走力は実装された

「自走できる人材はどこでも重宝…」という切り口はよくキャリア界隈で語られますが、ベンチャー企業では「自走できない=組織に価値を提供することや、存在感を発揮することがむずかしい」を意味するのではないか、と感じています。

社員が100人規模を超えており、社長から毎日フィードバックをもらう!みたいなのができない環境、かつ私が入社した段階で、広報部門の業務基盤や体制、自社ノウハウがゼロだったので、最初は途方に暮れました。

とはいえこれって逆にチャンスじゃないか…と思ったのです。「この環境で、放置してても安定して結果を出し続ける人として認知されれば、自分の思った通りの施策を打ち続けられるぞ…!」という仮説です。

そうなるために私がやったことは、

・「ベンチャー企業の広報で実績を出す方法!」みたいな本を5冊くらい読んで、自社で想定できるアクションに優先順位をつけて全部やって結果を見る
・業界トレンド情報を仕入れて、社内にフィードバックする
・スキあらば経営陣と話す
・できないことは早めに言う
・結果が出たらシェアする

こんな感じ。幸いにも周囲やお取引先や記者さんが本当に優しく、広報として取るべき数字や結果が目に見えてきており。社長とは、基本的に程よく放置されながら困ったときには相談に乗ってもらえる、みたいな関係性で、大変ありがたいです。取締役にはよくイジられます。

あと、職種に特化したメディアさんに話題の人として取材いただけました(そろそろ記事が出るんでは…)

そんな感じで「自走力」の実績が解除されたのは、自分のキャリアの中で大きな前進かなと思います。

大手企業の経験、役に立ちすぎ!

20代で在籍した大手企業での事務系企画職の経験、なかでも「業務プロセスを構築する力」みたいなのがいま役に立っているような気がします。

上司が社長なので、社長から「こういうのやりたいんだけど!」みたいに言われる機会がどうしても多くなります。そうした中で、「やりたいこと」から現実の差分とプロセスを逆算して、タスクを切り出して、ここで詰まりそうです~みたいなのをサッと言えるようになると、なんていうか、できる/できないにかかわらず堅実で前向きな印象になるし、周囲への協力も仰ぎやすくなります。

一般的に大手企業出身者を採用するメリットとして、「ビジネス文書の書き方ができてる!」「ビジネスマナーができてる!」みたいに言われるんですが、その点を重視するかって社長やカルチャーにもよるかなと思います。もちろんできていて損はないけど、そこまで業務や評価には影響しないのではないか…?と思う次第です。

ベンチャー企業の経験も役に立った

大手企業だけではなく、ベンチャー企業での経験も役に立ちました。前職では、社員数5人のベンチャー企業でお世話になり、フリーランスで同規模のスタートアップの業務委託でお手伝いしていました。
人数が少ない中で、どれくらいアウトプットを出すか?みたいな感性とか、社長から直接指示が降りてくる環境に慣れたことで、いまの環境でもやれているのかなと思います。

その点、大手→現職だと結構つらかったかな、と。超大きい組織と、超ミニマムな組織の両方を経験しておいてよかったと思っております。

時々ビジネス人格にプライベート人格が支配されるw

開発者が多数派、ビジネス部門は少数派、広報室はさらに少数民族!ということは、ピーク時も自部門で回さなければいけないということです。マネージャーなので全部自分でキメにいくみたいな場面が結構ありますねぇ。

そういうわけで先月は業務の山が量・質ともにピークに達していて、勤怠は切ってるけどずーっと仕事のことを考えている…みたいなプレッシャーの高い状態が続いていました。体は休めてるけど心は休めてない、みたいなね。

そうすると何が起きるかというと、プライベート人格が仕事人格に浸食され…音楽を聴いたり、大好きな台湾のことを考えたりする余裕が全然なかったなと…

そういうのって長く続いていかないので、ちゃんと切り替え方を考えなきゃというか、そう、部下を育てよう!(笑)と思う次第です。

おまけ:悩みと展望

いまの職場に居心地の良さは感じつつ一応悩みはあって

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