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気持ちの入らない接客 ~パン屋のマシン姉ちゃん~

出勤時に週に二回ほど、職場の最寄り駅で昼用のパンを買う。
老舗っぽい店構えで、初めて行ったときは若干躊躇ったがお客はそこそこ吸い込まれていくので買ってみた。

焼きたてで、コロッケやらチキンやらハンバーグはもちろん、野菜類、甘いものまで各種サンドが売られている。素朴ながら美味しく、そして安い。

ところが。
狭い店内に響くお姉さんの声が、無機質で素っ頓狂な一本調子。しかもお客の顔を見ていない。声も明後日の方向へ飛んでいく。たいがいはお客も黙って支払いを済ますだけだ。

今朝も寄ってみたところ、年配の女性と店員の会話。
「美味しかったわ、サンドイッチ。また(買いに)来ちゃった」
「よかったです~」
字面だけ見ると、普通の会話だが、例の一本調子で笑みもなければ年配女性の方を見るでもない。

老舗パン屋のマシン姉ちゃん。もったいないな。普通に接客すれば黙っていてもニ三割は売り上げ伸びるよ。

老舗・・・ひょっとすると単に古いだけかもしれない。

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