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2020北海道ツーリングDay3

やってしまった。
昨日は日曜日と言うこともあり、地元のライダーも数多く集まってくると踏んでスルーした宗谷岬。日の出と共に眺めようと思い、3:30に目覚ましをかけて起床。ジャケットやライダーパンツを着込み、GoProも用意して、少し離れたところからバイクを押して出発しようと思ったその瞬間、

ガソリンの目盛りがあと2つなのが目に入る。

宗谷岬までは60キロちょっと。行きはギリギリ間に合う可能性もあるが、宗谷岬の最北端のガソリンスタンドの営業は8:00からだ。ガソリンも2目盛りから意外と持つのは経験上わかっているが、さすがに往復120kmは持ちそうもないので、このまま行っても寒い中3時間くらい立ち往生する事になる。
昨日、買い出しの後に給油するのをすっかり忘れていた。

これはばかりは仕方ない。改めて寝袋に入り寝直す事にする。

6:30頃に再度起床。あたりは明るいが、まだ朝の冷え込みがあり、気温は16度ほど。近くのガソリンスタンドは7:00オープン。準備をして、到着する頃にはほぼ1番乗りで給油。
改めて宗谷岬に向かう事にするが、今向かってもそれなりに人がいる可能性がある。そして今日の本来の目的だった函岳は、先日の低気圧の大雨・強風により通行止めらしい。

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よろしい、ならば北海道ツーリングの代名詞のもう一つ、エヌサカ線が近くにある。
5km以上続くこの直線を写真や動画を撮りながら散々楽しむ。そうこうしているうちに陽が昇り、3シーズンジャケットで色々動いていると汗ばむ気温になってくる。

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エヌサカ線の終点から1時間弱も北上すれば、そこは最北端、宗谷岬。

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2年ぶり4度目にして最高の陽気。まだ人も多くはないのでサクッと写真を撮る。こんな時ライダー同士のゆるい連携のおかげで、現地のソロライダーと自然に声を掛け合って交互に撮影。

腹が減ったので、予定通り30分程飛ばして再度ノシャップ岬へ。

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「出川哲郎の充電させてくれませんか?」の聖地、みなとやで海鮮ラーメンを。せっかくなので一番高いラーメンにしたけど、具の豪華さに侮る事なかれ、スープは薄めに見え、塩分自体は濃くないのに、利尻昆布の出汁がしっかりと出て旨味がすごい。ウニ丼には乗せられないレベルの大きさだが、味は変わらない細ウニもふんだんに乗せられて、スープと共にいただく。

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この後最北端のマクドナルドにてリモートワーク。そう、今回の長旅の前半は半休扱いで、ある程度仕事をしなければならない。そのための早起きでもある。

一通りの作業を終え、稚内の街で少し買い物。昼の間は街中だと稚内でも30度近くになり汗ばむ陽気だけど、やはりキャンプ場の夜と朝は冷え込み。手持ちの着替えのラインナップが少々心細かったので、しまむらで厚手のロングTシャツなどを買い足す。また、長袖でも掻い潜ってくる蚊の対策で虫刺されも追加。

街での用事を終えた後、一縷の望みにかけ宗谷丘陵に向かってみるが、

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本来のメイン通りは通行止め。仕方なく周辺の路で気分を味わう。

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牧場が多く、開けた景色。これぞ北海道!!

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いつも天気に恵まれている白い貝殻の道だが、ここも過去最高のコンディション。ただ日曜ということもあってか他の車も多く、通行や撮影場所確保に一苦労しながら素晴らしい情景を楽しむ。

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白い道を抜けて進んでいくと宗谷岬の高台に繋がる。さっき撮影したけどちょっとトイレにだけ寄って行くかな…と立ち寄ってみると、見覚えのあるバイク2台が。
そう、昨日クッチャロ湖キャンプ場で話した大学生の2人組である。

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正直、やたらと話しかけてくるバイク乗りのおじさんに辟易する若いライダーも多いので、あまり馴れ馴れしくするのを躊躇していたけど、流石にここは縁を感じ、再度の撮影会、お互いのバイクや今後の行先などの情報交換をし、SNSのアカウントを教え合った(写真は彼らが撮っていた最北端の海に落ちそうになる図を真似してみた)。
大学4年生で気のあった仲間と長期の北海道ツーリング、羨ましい限りだ。

陽が夕日に差し掛かって来たところでキャンプ場へ引き返す。ここでももちろんエヌサカ線を通るが、せっかくなので同じエヌサカ線でも今度はダート側を通ってみることにする。

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海が見える部分もあるが、鬱蒼と草が生茂る部分もあり、冒険感満載。道自体はフラットダートなのでX-ADVなら難なくこなせるレベル。

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最後に夕陽射す直線で一枚。

今日は連泊だけど、流石に昨日今日と走りすぎたので疲労困憊。サクッとセコマでご飯を買い出し、今度こそ明日のために給油をしておく。 

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セコマのカツ丼、500円ながらかなりのうまさとボリューミーを誇る。ホットシェフ様様である。

その後、夕陽を見ながら再度のリモートワーク。しばらくすると冷え込んできたので再度温泉へ。

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風呂上りは月を見ながらまったり。先程アカウントを教え合った大学生と、DMの交換などをしながら椅子にもたれ掛かる。

明日はどこへ行こうか。

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