見出し画像

2020北海道ツーリング Day2

前日の夜の仕事が長引いてしまい、就寝したのは日を跨いでからだったが、今日は移動距離が長いので日の出前におはようございます。

現地の天気が晴れていても、太陽が出るところに雲が掛かっていればご来光はお目にかからないのでなかなか難しい。

朝の冷え込みが強い。お盆が明けた後の北海道は、短い夏が終盤にさしかかり、早くも秋の気配がしてくる。道央内陸部では一桁の気温も観測したとのことで、小樽も出発時の気温は14度。メッシュジャケットに裏地を仕込み、ワークマンのライトダウンを着込んで出発する。
日本海フェリーの到着組と思わしきバイクもちらほら見かけつつ、海沿いの道を進んでいく。

小樽から石狩は開けた直線が多く、信号もそれなりにあるものの、石狩からはトンネルがたまにある程度で、海や山が交互に訪れるゆるいワインディングだ。信号もほとんどない快走路で、増毛まで一気に駆け抜ける。
留萌付近まで行けば8:30くらいから朝食が取れる店もあるようだけど、少し時間が早いので、

北海道ツーリングライダーの典型的な朝ご飯(本当か?)。こんな日はセコマに温かいおにぎりがあるのが嬉しい。

さらに進んでいくと、20台ほどの地元のライダー集団がやってくる。こちらは荷物も満載、ペースを落として抜いていってもらう。これだけの台数に次々と抜かれる感覚は逆にちょっとした爽快感がある。

苫前あたりでガソリンがギリギリになったためスタンドへ。先ほどの集団の一部が並んでいたため少々待たされたので、この間にトイレとストレッチを済ましてしまい軽い休憩タイムを兼ねる。
ちなみに苫前にある道の駅は「風Wとままえ」と書いて「ふわっととままえ」。この辺りは風力発電が多いため、風と電力のワットを組み合わせた珍名道の駅だ。ここに併設されているキャンプ場もなかなか良いのだけど、今日はスルーして先に進む。

遠別まで来てしまえば稚内まではあと100キロ。この先、海沿いの道を進むと休憩施設はほとんどないのでここで一休み。

2年前来た時と比べてリニューアルされていて、かなり施設が大きくなっていたが、残念ながらここもまだ営業時間前。いつもならここでソフトクリームを食べているのだが、これは仕方ない。水分とカフェインだけ補給して先に進むことにする。

北海道ツーリングの代名詞の一つ、オトンルイ風力発電所。今日は雲がかかっていることの多い利尻富士の山頂も見える。4度目の到達にして一番晴れている!!ついついUターンして往復してしまう。

出発して約6時間、ノシャップ岬へ到着。本州ならば大抵300kmの長距離も走れば、ナビの予定到着時間は休憩を取るたび遅れていくものだが、ほぼ変わらずに到着するのは北海道ならでは。

定番の樺太食堂で生うに三色丼をいただく。生うにといくら、ホタテ、カニが入っている。間違いなくうまい。

その後、稚内の観光案内所で先に最北端到達証明書をもらう。お土産屋などにも似たようなものは売っているが、これは他の3極到達点と同じ仕様となっており、4枚揃えて1枚の絵ができる。無料で貰えるので揃える価値はある。4度目にして初めてGet。

ここからはいつもなら最北端への道をひた走るのだけど、今日は稚内猿払線を右折。珍しい4桁県道だ。店どころか駐車スペースすら全くなく、電波もろくに届かない山あいの道を進んでいく。完全に地元の生活道路で、バイクの姿は見かけないが、意外とこう言う道を走るのは好きだ。快走出来るしワインディングもあり、路面の状態も悪くないからだ。

猿払といえばホタテ。大振りで旨味がある。

オホーツク海は日本海側と違って穏やか。この道の駅にもキャンプ場があるが、かなり風が強い。しっかりとしたテントのファミリーキャンプ向けかな。波とは反対方向にこの強風が吹いていることが、海が穏やかな理由だろうか?

少しの休憩ののち、昨日今日とあまり寝ていないこともあるので、ルート途中にあるエヌサカ線もグッと堪えてスルーし、クッチャロ湖畔キャンプ場へ。

湖畔、温泉付き、ゴミ捨てOK、トイレも綺麗(なんとウォシュレットはもちろん、自動ドアで虫も入りにくい!)で一泊400円!以前は200円だったらしいが、それでも十分の安さ。自販機もあり、コンビニやスーパーへの買い出しも近い。これは連泊で正解だろう。

15時過ぎには設営を終えてバイクで5分のスーパーへ買い出しへ。やはり地のもののホタテがあるのが嬉しい。現地ならではのホタテの子が安い!

マジックアワー中に鉄板でBBQ。自分が使っているテントを気になって声を掛けてくれた学生とジャンプしたりしながら写真を撮り合う。ソロライダーとしてはこんな交流はありがたい。

その後は月が湖に沈んでいき、

満点の星空がお見えと短時間の間に良い景色が巡ってくる。
本当はもっと綺麗に多くの星が光っているのだけど、iPhone 11 Proのナイトモードではこの辺りが限界。

夜になると一気に冷え込み、気温は15度を下回ろうかという勢いに。幸いここのキャンプ場は温泉施設が併設されている。

温泉上がりのアイスは最高だな。
施設自体は大きくはないけど、小さめながらサウナと水風呂があり、何より泉質が良い。塩化ナトリウムのアルカリ性でトロリとして肌に良さそうで温泉感抜群。

21時も回ると温度差で湿気も増してくるし、明日も早い予定なので、早々にテントへ潜り込み、寝袋と仲良くなる事にするのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?