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2020北海道 ツーリング 序章

一度は悪天候予報や昨今の情勢によりキャンセルした北海道ツーリングだった。
しかし、あれほどの雨予報だったお盆前後も現地ではそこそこ晴れていたようで、今後の週間予報も、前半はかなりの晴れ模様。関東はうだるような暑さ。フェリーの予約は前日でも余裕で空いている。

という事で、北に向かう事にしたのである(2年ぶり4度目)。大洗から行きに乗るのはアドレスV125Gの時以来だから実に8年ぶり。ここ最近はフェリー乗り場までの走行距離・料金・フェリー内の設備のコスパの良さから、新潟回りの日本海フェリーを使っていて、大洗は帰りに使う事が多かったけど、今回は出来るだけ長く行きたかった。金曜日の半休を取れば乗れるというのと、途中現地の知人と会うのに時間の都合もよく、料金はギリギリ繁忙期のため高額ではあるが、GoToトラベルの対象になるというのが決め手となった。

途中、圏央道から常磐道へ向かう際の分岐を間違えて、次のICで慌てて転回させてもらう。
この辺りでGoProの電源が切れ、前日充電していたはずの予備バッテリーも2つともほとんど容量が無い。仕方なくモバイルバッテリーからの給電で録画していたのだが、途中で切れてしまう。結局、高速を降り、買い出しのセブンイレブンでUSB直繋ぎなど色々試してみたのだが、給電用のUSBケーブルの不良であることが判明。色々準備していても当日トラブルはいくつかあるものだし、北海道に着く前に判明してよかったと気持ちを切り替える。

フェリーの受け付けは検温などもあるため自動受付機が停止しており、有人窓口での受け付け。並び順もソーシャルディスタンスに配した形になっているが、お盆の時期が過ぎた平日のため全く混んでおらず、スムーズに受け付け出来た。

暑い中2時間も走ってきたのでまずはひとっ風呂。フェリーのお風呂は中々綺麗で洗い場も仕切りがあって数も多い。
ただ、湯船が深めで、僕は身長の割には座高がある方だと思うけど、それでも背筋を伸ばして座ってもギリギリだ。一応2箇所、ジェットバス的な噴射口がついている。サウナはあるけど、水風呂はないので水シャワーを浴びる事になる。

出たすぐ横に17アイスの自販機があるのがありがたい。

いつもよりは船内は混んでいないようで、食事時の席の確保に苦労は苦労しなかった。太平洋側の方が電波が繋がりやすいと聞いていたけど、茨城県〜福島県境あたりで甲板に出ても繋がらない長めの不通区間があった。
ただ、繋がっている時は、陸側でない方のフリースペースでも繋がる。甲板のスペースに椅子がありそこでは繋がりやすいものの、船内ではなかなか繋がりにくいという日本海フェリーよりは、確かに繋がりやすいというイメージになるかもしれない。
Wi-Fiは各種キャリアのものが設置されているとHPに記載があったが、キャリアのものはなく、プロムナード用にアクセスポイントが設置されているが…船のアンテナのつかみが悪いのが、利用人数によるものかは分からないが、陸に近くてもあまり繋がらない。自前のスマホで掴んだ方がマシだろう。

船内には給湯室があり、電子レンジも使える。新造船では売店でも大きくなり、カップラーメンや冷凍食品が少数売っているが、種類は少なめなので持ち込みの方が無難だろう。つまみやお酒なども売っているので、お酒を飲む人は冷えてるものが調達できて良いだろう。

最近は安価な雑魚寝スペースは選ぶ人も少なく、こういうカプセルタイプの部屋が多めに作られている。日本海フェリーと違って大きな荷物をおくスペースがなく、内部にバックパックくらいは置けるスペースはあるが、大型のシートバックやメットまで持ち込むと少々キツいかもしれない。一応有料のロッカーはあるが、縦向きに置く事になる。

カプセルタイプには他社のフェリーと違い格差がなく、全室にBSテレビが設置。BS11も映るので夜のアニメもリアタイ出来る。

出航は19:30とすでに日が落ちているため、海上のマジックアワーは残念ながら望めない。苫小牧に着くのは13:30なので、朝飯と昼飯をどうするか悩みどころになるだろう。現在はビュッフェ形式は行われていないし、フェリー内では何を食べるにしても少々割高にはなる。
とはいえ、帰りと違ってまだ疲れもないし、これから北海道へ向かう高揚感でなかなか寝付けない。最悪、夜更かししてお昼過ぎに起きるのでもいいか…という気持ちで夜は更けていくのだった。

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