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2020北海道ツーリング終章

目が覚めると7時過ぎ、石巻近くの沖。空はどんよりとしている。

10時着なのにまだこの辺り?と一瞬思うも、すぐ今回は仙台着だったということを思い出す。

朝もバイキング。昨晩食べ過ぎたので少々控えめ。笹かまがあるところが「らしい」ね。
普段なら朝はフェリー内の施設では食べないが多いのだけど、JTBで相談していたら、代理店経由だと食事付きのプランの方が安いうえに、食事付きのプランは2食付きのプランしかなかったからだ。

仙台港近くになってくると晴れ間が見えてくる。これは牛タンワンチャンあるか…?!と色めき立つが、到着は10時、牛タン屋が開くのは軒並み11時か11時半。だったら開くまで松島観光にでも…と考えるも、仙台は南と東の方から雨雲に取り囲まれている状況。あとは帰るだけとはいえ、今日は350キロ以上走らねばならないことを考え、帰路につくことにする。

散発的に向かってくる雨雲をすり抜けるように一気に福島の境目、国見SAまで走り抜けひと休憩。晴れ間は見えるが、レーダーを見ると後方海側は完全に雨雲に包まれており、早い決断が功を奏したことを確信する。

那須塩原SAにて、とちおとめミックスを。
ここのタイミングで前後共に雨雲に囲まれている状況となり、しばらくここで時間を潰すことに。昼飯を食べようとも思ったのだけど、どうも昨晩のバイキングが消化されきっていない感じがして食指が動かず、ぼーっとベンチでまったりして過ごす。

途中で高速を下り、宇都宮の友人宅でお土産を渡しがてら一休憩。このチーズケーキうまかったな〜。

牛タンを諦めたと思ったか?あれは嘘だ。
ということで帰路を少し遠回り、日本で唯一のサービスエリア内にある利久で夕飯に。10時間ぶりくらいのまともな飯、極厚牛タンを噛み締める。

ただいま。
空で持っていった24リットルの防水バッグがパンパンになる程お土産を買ってきてしまった。

今回は初めての2週間の長旅だったが、前半1週間は半分リモートワークをしていたこともあり、少し駆け足になってしまったことは否めない。この旅程なら、道北か道東どちらかを諦めたほうがじっくり楽しめたかも。
また、北海道ツーリングはあくまで非日常であるところが楽しみの一つなので、帰るときは名残惜しくはなるのだが、あまり長くいすぎると後半の方は感動が薄れてしまう可能性がある。非日常が日常になっていく前に旅は切り上げるべきだ。学生時代より感受性が衰えているのもあるだろうが、たとえ休みが取れたとしても、あまりに長くいるよりは、例えば1週間の短い日程で年2回来るとかしたほうが楽しめる気がする(フェリー代は掛かるが、7月と9月などピークをずらせば…?)。
今回もなんだかんだ有名なところばかりを回ってしまった感があり、まだまだ内陸部などでに行ったことのない街もある。行けなかったキャンプ場、見たことのない景色、再訪したかった店。全てを満足させるには北海道は広すぎるな。

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