2020北海道ツーリングDay6

昨日は結局日を跨ぐころまで語り明かし。
早めに起きたら、荷物を残したまま知床峠に朝練に行こうかとも思っていたけど、起きたのは7時過ぎ。この時間から峠を攻めていたら今後の行程に差し障りがあるし、霧が出てきているのも気にかかる。
前回来たときには、台風の影響で水没していて入れなかった無料の露店風呂・相泊温泉も、今年は入れる！とのことだったので、少し後ろ髪を引かれたが、もともと今後の天気予報が下降線で、知床連泊の予定を変更して先に進むことを決めたこともあり、8時過ぎには出発することにする。

少し進んで、中標津に入る手前には霧も晴れ快晴に。最高のコンディションで開陽台へ到着する。

このパノラマの景色！流石ここも北海道ツーリングのランドマークの一つだな。
到着したところで、先日のライダーハウスに泊まっていた後から出発した赤いNinjaのライダーに追いつかれ、少し言葉をかわす。

すぐ横のミルクロードもツーリング雑誌でおなじみ。この遥かなる直線！

ミルクロード周辺でうまいソフトクリーム屋がいくつかあると言う情報も仕入れていたのだが、あいにくほとんどの牧場が11時くらいからのオープン。せめて10時なら待てるが、ここは涙をのんで先に進む。

次の目的地、新酪農村展望台へ向かっている頃にだんだんと曇り始める。なんとなく嫌な予感がしたのだが、これが残念な形で的中。若干不安定な駐車場故に、この旅初めてバイクが横転してしまう。こんなトラブル時でも冷静に寝転がったバイクの写真の一枚でも取れる性格だったら良かったのだが。
でもあってよかったパニアとサイドパイプ！パニアが少し削れた程度で車体にはほぼダメージなし。積載フル満載の状態ではとても起こす事ができないので、パニア以外の荷物を一旦全て取り外す。ついでに少し調子が悪かったサイドスタンドやミラーを工具で調整し、もののついでに何もないこの地で少しリモートワークをしてしまう。

ここも晴れていれば、360度パノラマの牧場風景で気持ちいいだろうなあ。

気を改めて最東端へ。
今日の朝の時点で、今日は生サンマが食べられるかもしれないという情報を入手してきた。

さんま入荷　今日は１８食限定　元祖生さんま丼　朝競り船が入り次第追加予定 pic.twitter.com/7YYtEQOQjz

— 二代目 鈴木食堂 ライダーハウス鈴木 (@SANMA_oyaji02) August 26, 2020

今年のサンマは不漁で高くなると言われている中で、これは是非食べねばと思っていたが、先程のトラブルなどもあって、当初の予定より2時間ほど遅れた行程。しかし、最東端へ近づくほどに晴れ間が見えてくる。これは天啓か。

納沙布岬岬へ到着。昨日知床の道の駅で隣に止めていたよ！というKTMのライダーに写真を撮ってもらう。ありがたい。

青空がちょっとでも見えている間にサクっと写真を撮ったら、急いで鈴木食堂へ。

14時過ぎでもまだ残っていた！！冷凍もうまいんだけど、やはり生は一味違う。

食べ終わる頃には空模様は完全に曇天に。折り返しの道程は途中、根室半島を縦断するダートのショートカット道を走ってみる。

フラットダートだが、やはり荷物満載だとフロントがフワフワ。エヌサカ線のダートは、キャンプ場に荷物を残していたから問題なかったのだと再認識。次回は知床連泊で、荷物のない状態でカムイワッカの滝方面にもチャレンジしてみたいな。

根室の市街地に戻り、ガソリンを補給した時点で既に15時過ぎ。今日の宿もまだ決めていない状態だったが、北太平洋シーサイドラインは是非走っておきたい。

丁度いいアップダウンやカーブが散発的にやってきて、信号もほとんどなく店どころか駐車スペースもろくにない快走路。しかし残念ながら霧が多い。まあこれが道東だよな、と思いながら道を進めていき、開けたところで小休止。

この時点では少し晴れ間が見えてきたが、ここから今日行こうと思っていた多和平を目指すと、到着は18時前後になる。夕飯は最悪セコマで買って向かってもいいが、この天気の塩梅ではせっかくの星空も望めないと思い断念、距離的に丁度いい、今年で3回目の利用となるライダーハウスあっけしへ連絡を入れる。

なんと、今年も一昨年に引き続き独り占め。名物のジンギスカンは2人からしかやらないのだ。最初の時は雨に振られての飛び込みで夕食の時間に遅れ、一昨年はピークシーズンを過ぎた9月中旬故の1人だったのだが、今年の状況では8月でもダメだったか…。オーナーによると、今年は例年より1/5くらいの利用者とのことだ。

その代わり、近くの漁港を教えてもらい、牡蠣を調達。1個120円とのことで8個頼んだのだが、最終的には10個で800円に…笑

生と電子レンジボイルの2種類でいただく。醤油もいらない海の塩味と牡蠣の旨味！！これは10個じゃ足りなかったなあ。気さくなオーナーがハスカップ酒を飲みながら剥いてくれた。
宿泊ノートには、先日クリオネで会ってここを紹介したライダーの写真が。なんだかバトンを繋いだような感じがして嬉しい。

ここのライダーハウスも位置的には根室と釧路の間で、僕のペースでは知床からだと根室に泊まるのはちょっともったいないし、札幌や苫小牧方面からくるとこのあたりで限界という丁度いい位置にあるのだけど、やはり他の有名ライダーハウスに比べると若干地味な印象がある。釧路湿原にも、屈斜路周辺にも、根室にも、頑張れば知床にも一日で往復出来るいい位置にあると思うのだけど。僕自身が最初に泊まった時のメンバーが話しやすく、ライダーハウス結構いいな、と思った場所であるってだけなのかもしれないが…。

明日はあまり走行距離もないし、キャンプするぞ！