アイコニックなアクセサリーを買った
先日もアクセサリ―の話を書いたが、またアクセサリーを購入したお話。今回はブランドも書いちゃおう。
私的黒船襲来
先日、ネットサーフィンをしていて「Yohji Yamamoto by RIEFE」の存在を知った。
ヨウジヤマモト、名前はもちろん知っているが、コレクションの写真くらいしか見たことはなく、たまーに姉妹ブランドの近くを通っても「ほわーかっこいー」と横目で見るくらいが精いっぱいで、手の届かないブランドだと思っていた。最近では、山本舞香氏が着るY'sがすごくよくて、「舞香様・・・!」となったのが記憶に新しい(なに)。
ふーん、アクセサリーラインができたのか。
アイキャッチ画像のクールな雰囲気に惹かれ、クリック。
「天使ダミエルが・・・」というストーリー、黒い光沢、シャープな形、中二病っぽくて、すごく良い。(馬鹿にしてません褒めてます。)
大学生の頃、たしか高田馬場のBIGBOXの雑貨屋で何となしに買った黒い指輪(以下、BIGBOXリングと呼ぶ。)が何だか好きでずっと使っているのだが、黒いアクセサリー、ちょっと珍しくていいかもしれない。キラキラしてるのも好きだけど、ソリッドな感じが普段使いしやすいかも。
や、ていうか「黒の衝撃」ていうくらいだから、黒で当たり前なのか?
だんだんどんどんほしくなる
対になるマリオンよりも丸みを帯びてるけど、ダミエルが男性なのか、どっちがいいかな
とか
かっこいいブレスレット欲しかったんだよなでもちょっと高いか~
とか
思っているうちに
欲しい・・という感覚が増してきた。このへんで既にアドレナリンバーーッとなっていたはず。何となく、ここから先が速く進むのは想像できている。
公式サイトでチェック
特に気になったものは、以下の通り。
①ブレスレット
ブレスレットは元々アイテムとして好きで、こちらもめちゃくちゃかっこいいけど、ちょっとお値段がなかなか。(他のも私の稼ぎからしたら十分高級。)
見てめっちゃくちゃ気に入ったら考えよう。
②リング
黒いボディーとビジューのミックス。八角形の穴の感じもいい。
ホワイトダイヤの部分、何か既視感あるなと思ったら(パクリだとかいうわけではない)、いつかのCUTiEで土屋アンナがクリアネイルの周りを黒で囲んでラインストーン周りに並べてたデザイン、あれだ。
めちゃくちゃカッコよかったので真似してネイルチップ作ってみたけどうまくいかなかった笑
色違いのガーネットとルビーもあるけど、上のスモーキークオーツの方が好みかな。
③「NOISE」リングとイヤーカフ
目を引くこの形。イナズマ?と初め思ったら
ボイスウェーブを表現したデザインでRIEFE JEWELLERY の代表作。このジュエリーに込められたメッセージは 「声を上げ表現する」。
なるほどボイスウェーブ。メッセージかっこよ!!・・・これ、私の信念では?
結婚観の押しつけとかミソジニーとか、世の中にはムカつくことがたくさんある。
そんな時、思考停止はしたくない。おかしいことをおかしいと言える人でありたい。
音楽好きとしても、ちょっと憎い形。うん、いい。
ちなみにHSP気味なので私自身のノイズ耐性は極めて低い。笑
ほほほほほしい
メッセージ性としては「NOISE」シリーズが気になるが、ビジュアル的に一番惹かれたのはインコンプリートリング。お値段はこっちの方が高い。
ECでも買えるが、実物を見ずに買うつもりはない。ましてこの価格帯ならなおさらだ。とりあえず見に行こう。
・・・店舗在庫僅少らしい。あわわ、行くまで残っててくれ。ていうか受注生産。サンプルで試して・・・ってコト?
迎えた休みの日。
いざ百貨店へ・まずはオム
カラフルなスカートを着ていくか迷ったが、手持ちの服ではまだ雰囲気がイメージに近くて堂々とできそうだな、と、今夏買った黒い服の上下(ブラウスとパンツ)を着て百貨店へ。
エスカレーターをのぼる度フロアマップを確認する。三階でヨウジヤマモト、の字を発見。
直行する勇気が出ず、さらに上がる。また、ヨウジの字を見る。あ、そうよねやっぱファムオム分かれてるよね。
後でちゃんと見たらファム(レディース)のとこにあることは分かるのだが、あれアクセサリーってユニセックス?メンズフロアにもあるかな?見てみるか、とプールオム(メンズ)に先に行ってみた。
・・・ここだよね?(方向音痴+筆記体ロゴに馴染みなくて不安←大失礼)と思いつつ、恐る恐る近づく。
結果、お目当てのジュエリーはなかったが(当然)、プレゼント用途として小物やシャツを紹介してもらった。
そこまで入りづらいような雰囲気ではなかったが、やはり緊張していたのだろう。はじめ、説明を聞きながら、体が熱くなり軽く汗をかいてきているのがわかり、笑ってしまった。まあでもだんだん慣れ、各アイテムのこだわりポイントなどが聞けた。
決してポンポン買えるものではないが、小物やシャツなら思っていたほど値が張るものでもなく、何かの時のプレゼント候補にしてもいいかもしれない。ちなみに現時点で、この雰囲気が好きそうで、その金額のプレゼントを渡してもいいと思える知り合いはいない笑
今度こそ・ファム
「紹介してもらったアイテム、考えてみます~」とオムを後にし、いざファムへ。ドキドキ。
早速、アクセサリーコーナーっぽいケースがあった。近づく。
お、目当てのもの全部ある!!嬉しい!
写真で見て想像していたより、上品な光沢感。良い。
今着ている服を買った時、好きなアクセサリーに出会えなかったことも手伝ってか、輝いて見える。
見ていたら、スタッフの方が声かけしてくれ、「つけてみますか」とのこと。お願いする。
手袋をつけて出してくれるので多少構えたが、試着させてくれるというのだから、させてもらおう。
実装
ブレスレット
一番高額なブレスレットは、そこまでしっくりこなかった。お財布的には、逆にありがたかった。ちょっとほっとした。隙間ができなくて動かない、かっこいいブレスレット探そう。あ、でも腕時計めっちゃあるしな、考えよ・・・。(ブツブツ
インコンプリートリング
はじめECサイトを見た時は店舗在庫わずかだったのが、店舗に行く日にもう一度見たら「なし」表示になってて、会えないかとおもったら、いた!ラッキー
・・・素敵なのは間違いないが、写真で感じたつよつよ感が、実物にそんなにない。思っていたよりも、いい感じにチープというか、ローファイというか。エフォートレス?おもちゃっぽさ?うーん違うな。ピンとくる言葉がないので諦める。小ぶりだからかな。
先日も、アクセサリーのアップ写真と実物の印象は結構違うと思ったが、今回もまさにそのパターンだった。
ノイズシリーズ
つけた感じ、デザイン的には一番しっくりくる。かわいい、という言葉が正しいのかわからないけど、イヤーカフもリングも、かわいい。ちなみに、色んなものを見せてもらったけど、パターン少ないおしゃべりロボットみたいに「かっこいい」「かわいい」「素敵」しか言えなかったのが虚しい。いやまあそれが本心なんだけど。
ギザギザのどこを上(前)につけるかによって、表情が変わるのもよい。というか、回転して中央がズレるのが気にならないむしろ活かせる。そういえば、BIGBOXリングも、回転平気どころか二重構造になってて、手持無沙汰な時に外側を回すことすらあった。ECで見てた時は気にしなかったけど、これは地味にいいぞ。
選ばれしものは・・・
ノーマークだったイヤーカフも試着させてもらって揺れたのだが、結局メッセージ性に惹かれて、似合っている(気がする)ノイズのイヤーカフとリングを買うことに決めた。
冷静に考えればどちらか一方でも結構するのだが、自分の中で「え、当然両方買うよね。」みたいになってた。第一候補だったリング一つ買うより安いし←バグり中
サイズ問題
ブラの○カップと指輪の○号、ほどアテにならない数字はないと思っている。当たり前だけど、メーカーによって全然違う。
今回買うリングは受注生産。つける指を選んでサイズ指定ができる。
私の指は特別細くはないが太くもなく、関節が張り気味。薬指ならデザインによって8号か9号、人差し指や中指に付けるのも結構好きなので、気に入ったものがあれば入る指に、くらいの感じだった。外すときにぐああああてなるのが怖いので、多少くらいなら緩くてもあまり気にしない(外して置き忘れはあるけど、落としてなくしたことはない。)
BIGBOXリングは中指サイズ。同じ指に重ね付けはできない、でも、あわせてつけるのはよさそう。となると、薬指につけようかな。8号の作りはないので、じゃあ9号かなーと思っていた。
サンプルは9号で、少しゆとりはあるけどそんなに落ちそうな感じはない。7号のサンプルがあればつけてみたいのだが、ないそう。
ちょっと驚いたのが、「ちょっと歩いてみましょう」となったこと。靴の試着ではない。(体が)動いているときに、指輪が動く感覚を、というのである。なるほど。歩いても、別に落ちてしまいそうな感覚はない。
でも、スタッフさんは少しのゆとりを心配されているようで、スタッフさん自身の普段の指輪が〇号だから感覚的には私が〇号の・・・みたいな話を交えつつ、リングゲージの7-9号とNOISEのリングをいったりきたり。
私も、9号かなーと思いつつ、いままでなくしたことはないとは言え、若干の隙間を見ると、今回安物じゃないしなくしたらショックでかいな・・・とか、ギザギザデザインゆえ、普通のリングより外しやすい?7号でもいい?でもサンプルないし・・・と悶々としていた。
すると、スタッフさんが「ハッ!!!!!」(だったかな)と叫んだ。
「7号の!サンプルが!あるかもしれないです!!」
店舗ではない、百貨店中の別のスペースに展示しており、それが7号のはずとのこと。
別のスタッフさんが駆け足でとりに行って下さり、7号サイズ到着。「入るかな~」と、おそりおそるはめる。
スッと入った。あ、断然こっち。
さっきまでの逡巡は何だったんだろう笑
スタッフさんは気づくの遅くてごめんなさいとやたら謝ってくれたが、思い出してくれたので結果オーライ。あーでもほんと良かった。
順序的には、買うと決める前にこのやりとりをしている笑 でももちろん、ここまでやったんだから買わなきゃ、というわけではなく、自然な流れでサイズ吟味していた。
ハイブランドに足を踏み入れた感想
最初こそドキドキしたけど、スタッフさんのお話が面白くて、勇気を出して行ってよかった。ていうか、百貨店なら路面店よりまだハードルは低め?
入店した時、「憧れはあるけど初めて来ました」と言うと、服も似合うと思いますよと言ってくれたので緊張はほぐれ、着てきた服間違い(とかないけど)じゃなかった~、と思った。
私からもちょっとマニアックな仕事の話をしたりしたけど、私の地元の醤油をスタッフさんが気に入ってくれていて嬉しかったりとか、あとは、コレクションの裏側とか、デザイナーの普段の姿などを聞かせてくれて面白かった。
それから、素材の話をしてくださったり「よく『いっつも真っ黒で同じ』って、前を通るお客様がおっしゃるけど全然そんなことなくて、素材や形が違うんですよー!!」「着る人によって着こなしが変わっておもしろい」などと熱く語られ、ブランド愛を感じた。
モードなブランドならではなのか、洋服に「着付け」というワードが出てくるのも新鮮だった。(特殊なデザインの新作が出た時、展示会で着付けを覚えるのですって。なるほど。)
「お客さんの年齢層ってどんな感じなんですか?あ、でも幅広いですかね」と質問すると「中学生から80代まで」と想像以上の答えが返ってきた。
なるほど、確かに。店内を見まわして思った。強い信念と強い財力があれば、年齢を問わず着られそうだ。
私がいた時間だけでも、とてもおしゃれな親子や、(何でもいいのだが)性別不詳のファッション大好き!みたいな方が試着していた。年齢や性別を超越した何かがあるのだろう。本物に人は集まるのだ。
スタッフさんも20-30代くらいの方が2名と、もう少し上の世代の方が2名がいらしたが、皆さんそれぞれ違う雰囲気で似合っており、でも自信と気品に満ち溢れていた。グレイヘアの方、かっこよかったなあ。
買ったアクセは出来上がりまで時間がかかるので持ち帰り品はないのだが、ルックブックをいただき、綺麗な青い紙袋に入れてもらった。わーヨウジのショッパーあがるー(田舎者)!
そうそう、ジャケットも羽織らせてもらった。アシンメトリーなデザイン、着ると意外と馴染んだ。この時も、うまく言い表せなくて「かっこいい」連発だった。でも、まだ何だか自分にはまだ早いような気もした。ヨウジ、似合うようになりたいなあ。アクセサリーから入るの、ちょっと邪道っぽいかなと思ってたけど、価格帯的にもちょうどよかったかも。きっかけになったんだからいいよね。とりあえず姉妹ブランドも覗いてみよ。
あとは、できあがりを待つのだ
一回閲覧すると折に触れてスマホにリングたちの広告が出るようになり、「フフフ、もう手に入れたも同然・・・。待ってろよ」状態。
これは買った後にちゃんと見たんだけど、RIEFE本体(?)のラインナップも素敵。
はやく私のもとにおいで―!!
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