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旧石器から平安まで人々の暮らしが見えるー上田市信濃国分寺史料館[JOMOSEUM]

長野県上田市の信濃国分寺跡に建つ信濃国分寺史料館はその名の通り奈良時代に建てられた信濃地方の国分寺の史料展示を中心とした博物館ですが、それ以前の旧石器時代からの考古資料も展示してあります。

縄文時代の展示はそれほど多くありませんが、土偶も含めより優れたものを少数精鋭で展示している感じです。周辺の地域のもの中心だと思いますが、上田市は縄文遺跡も多いので、あちこちの遺跡から出土したものが展示されているようです。

館内は撮影禁止でしたが、ホームページにWEBギャラリーがあるので一部はそちらで大きな写真で見ることができます。

信濃国分寺史料館ホームページより

土器は信濃川流域に特徴的な形式の土器が多い印象で、焼町式や藤内式がありました。北陸地方でよく見かける三角とう土製品もありました。

信濃国分寺史料館ホームページより

東京国立博物館所蔵の弥生時代の土偶形容器が出土したのも上田で精巧な複製が展示してありました。古墳時代や奈良時代、平安時代の展示も含め、旧石器時代から途切れることなく人が暮らし、文化を育んできた地域だということがよく分かる史料館です。

信濃国分寺史料館HP
住所:上田市国分1125
開館時間:8時30分~17時(水曜、祝日の翌日休館)
入館料:250円
撮影:不可
アクセス:信濃国分寺駅から徒歩約6分。

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