獣面タワーが圧巻、いろんなイノシシと様々な土器ー安中市学習の森ふるさと学習館
安中市は長野県軽井沢町に接する群馬県西部の市、利根川の支流の碓氷川などが流れる丘陵地帯です。安中市学習の森ふるさと学習館はキャンプ場などを備えた学習の森の中にある展示施設です。
安中市は縄文時代前期の諸磯b式にイノシシの顔がついた「獣面土器」が大量に出土していることで知られていて、こちらの施設にはその獣面土器が大量に展示してあります。
完形のものは少ないですが、何十個もの獣面が並べられているのは圧巻です。この時期の安中の縄文人はあらゆる土器にイノシシをくっつけたんじゃないかと思わせるくらいの量です。
同時期の素朴な土偶もありました。
獣面土器が作られたのは諸磯期に限られますが、その後も安中には人が住み続け、時代時代の土器も出土しています。中部地方と関東地方の中間にあるので、両方の土器が出ているように感じます。
精巧なミニチュアの土器石器もありました。
どの土器を見ても技術力の高さが伝わります。石棒工房もあったそうで、石棒の未成品などの展示もありました。
安中市学習の森ふるさと学習館(HP)
住所:群馬県安中市上間仁田951
開館時間:9時~17時(火曜、祝日の翌日休館)
入館料:100円
撮影:可
アクセス:安中駅から乗合タクシー、学習の森から徒歩2分。
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