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幣舞式にコッタロ式、地域特有の土器が面白いー釧路市埋蔵文化財調査センター[JOMOSEUM]

釧路市の博物館と同じ敷地に釧路市埋蔵文化財調査センターがあり、1階に収蔵展示室があります。

壁にはびっしりと土器が並び、中央部のケースには小さな土器や石器や骨角器がたくさんあります。土器は早期から擦文まで幅広くあり、かなりの物量です。

この地域特有の早期の土器、東釧路3式土器とコッタロ式土器です。平底で縄文や絡条体圧痕文が施されているのが特徴。

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晩期に特徴的なのは、幣舞(ぬさまい)式土器と緑が丘式土器。舟形土器が多く出土しているようで、緑が丘式の舟形土器は迫力がありました。

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石器、骨角器では、男性器を模したであろう骨角器(幣舞遺跡出土、晩期後半)があり、なかなか衝撃的でした。

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釧路のエリアは独特の遺物がたくさんあって、北海道の中でもほかのエリアと少し違う文化なのかなと感じます。ここのセンターはかなりの物量があるので、全体像を見ることができてとても勉強になりました。

釧路市埋蔵文化財調査センター(HP)
住所:釧路市春湖台1-7
開館時間:9時30分~17時(月曜、年末年始、11月4日から3月の祝日休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:釧路駅からバス(1時間3-5本程度、時刻表)で約15分、市立病院から徒歩5分。

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