個性的な土偶たちと土器をじっくり鑑賞ー神奈川県埋蔵文化財センター[JOMOSEUM]

神奈川県の主な遺物は神奈川県立歴史博物館で展示されていますが、埋蔵文化財センターにも展示室があります。縄文好きは一度は両方行ってみるべきだと思います。

展示室に入るとまずショーケースがあり、2階に遺物がいろいろ並んでいます。縄文のなかなか充実していて、とくに土偶は見もの。左のタオルを巻いたみたいなのが好きです。他であまり見たことないですよね。

神奈川県で多く見られる筒型土偶もありました。

ここの埋文のキャラクターになっているフクロウ形把手も。

ほかにも土偶や獣面把手があり、形式もさまざま、神奈川の縄文文化の豊穣さを感じさせます。

土器もいいものがありましたよ。こちらは海老名市出土。

この文様なんだか面白いですね。擦り消し縄文だと思いますが、ほとんど消されています。

物量はそれほどではないですが、一個一個のクオリティが高いのでじっくり眺めることができます。考古学の観点からは物足りないかもしれませんが、鑑賞するという姿勢で行けばかなり楽しめると思います。

神奈川県は湘南や三浦といった海側から相模原など山の中まで色々なエリアがあるので、文化もバリエーションに富んでいて面白いです。色々なエリアの博物館や郷土資料館も巡りたくなりますね。

神奈川県埋蔵文化財センター（HP）
住所：横浜市南区中村町3-191-1
開館時間：9時～17時（第二土曜日を除く土曜・日曜・祝日、
年末年始休館）
入館料：無料
撮影：可
アクセス：阪東橋駅から徒歩約7分、または黄金町駅から徒歩約15分。

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