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秋田県埋文はいいところだけど、本気を出せばもっとやれるはず。世界遺産登録に向けて本気を出して!秋田さん。

今年何回目かの秋田出張があり、初めての県南地域だったので、これ幸いと秋田県埋蔵文化財センターに行ってきました。三輪さん付き合ってくれてありがとう!

さて、秋田県の埋文は大曲駅から車で15分ほど、他の交通手段は1日数本のバスのみというなかなか難易度の高い場所にあります。目の前には払田柵遺跡という平安時代の役所の跡があります。

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展示室はあまり広くはなく、旧石器から近世までまんべんなく、やや縄文が多い感じでものがおいてあります。今、というか今年度は「環状列石を世界へ!蔵出し!秋田の縄文」という企画展示を展示室の約半分を使ってやっているのでほぼ縄文でした。

展示物を紹介していきましょう。まずは常設から。

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秋田といえばブラタモリでもやっていた天然アスファルトの産地ということで、アスファルト入りの土器(巨大)がありました。アスファルトがついた石鏃もあったし、県立博物館(撮影禁止)にはアスファルト付きの土錘がたくさんあったことからも、アスファルトはひろく使われていたのだとわかります。

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秋田市の戸平川遺跡で見つかった漆塗りの土器、木製品も見つかっていて漆塗りの高い技術がうかがえます。

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土器は岩手あたりと似通っているものが多いかなと思いました。近いので当たり前といえば当たり前ですが。

さて、ここからは企画展。

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なかなかいいものがあるのですが、ここは秋田、もっといいものがあるはずじゃないか?もっとたくさん見せてよ!それか収蔵庫に入れてよ!という思いが頭をよぎりました。県立博物館の方に逸品が行っているのはわかるんですが、もっと頑張ってよわざわざ来たんだから!

土偶たち。

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どれも大きさは小さめ、最後のは遮光器の下半身かと思われますが、遮光器の頭部はありませんでした。入り口には遮光器土偶のハリボテがドーン!と。

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世界遺産登録される予定なのは県北の遺跡だけですが、ここには世界遺産登録される遺跡のものも収蔵されているわけなので、縄文好きは訪れようかなと思うはず。

もっと本気を出して、土器あたりするくらいの物量をお願いします!


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