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阿玉台式、勝坂式、曽利式、加曽利E式、縄文中期のバリエーション豊かな土器たちー立川市歴史民俗資料館

東京の多摩地域の中心の一つである立川ですが、多摩川の河岸段丘上に位置し、縄文時代の遺跡も数多く出ている地域です。

その立川の縄文時代の遺物が展示されているのが立川歴史民俗資料館です。

常設展示室は、先史時代から現代まで一通り展示されていて、旧石器から縄文の展示もそれなりにあります。

土器はこんな感じ。

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左の勝坂式の文様の面白さ、右の曽利式の完成度の高さと美しさなどは目を引くものがあります。

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可愛い土偶もありました。

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今紹介した4点はどれも向郷遺跡という中期の遺跡から出土したもの、かなり色々出ているようですね。

今回訪れたときには「立川の遺跡2020」という企画展をやっていました。こちらでも向郷遺跡のものを中心に色々展示されていました。

同じ向郷遺跡でも中期前半の阿玉台式・勝坂式もあれば、中期後半の加曽利E式もあるのが面白かったです。

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こちらの勝坂式もみごとなもの。

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他に、土偶、石棒、三角柱状土製品、見事な琥珀などもあり、豊かさを感じました。

企画展は定期的にやっているようなので、ぜひタイミングを合わせていってみてください。

立川市歴史民俗資料館HP
住所:立川市富士見町3丁目12番地34号
開館時間:9時~16時30分(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:西立川駅から徒歩約15分

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