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黒曜石の原産地で縄文時代の採掘に触れるー星の塔ミュージアム矢の根や[JOMOSEUM]

下諏訪町の埋蔵文化財センターが移転して名前を変えてオープンしたのが「星の塔ミュージアム矢の根や」、しもすわ今昔館おいでやという施設の中に「時計工房儀象堂」という時計の博物館と一緒にあります。

「星の塔」という名前でピンとくる人は来ると思いますが、黒曜石の一大産地「星の塔遺跡」がメインの博物館です。

1階には黒曜石についての説明や実物、黒曜石採掘坑のジオラマがあります。このジオラマはなかなか良くできていて掘った穴の底に黒曜石が露頭している様子がよくわかります(大きくて写真に入り切りませんでした)。

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出土品の展示は主に2階に。さすがに石鏃もいろいろあります。

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ここは下諏訪町の埋蔵文化財センターでもあるので、下諏訪町の様々な遺跡から出土した石器や土器も展示してあります。土器はなかなかいいものが。

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東北地方から運ばれてきたという朱彩土器も。黒曜石が全国へ渡っている代わりに全国から色々なものがやってきていたようです。

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星ヶ塔黒曜石原産地遺跡(東俣遺跡)から出土した前期の土器片もありました。黒曜石を掘りながら煮炊きもしていた証拠として大切にされています。

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施設が新しく展示も非常に綺麗で良いものはあるのですが、埋蔵文化財センターならもう少し量を見たい気はしました。いいものはまだまだたくさんあるはずなので、見せてもらえると嬉しいですね。

星の塔ミュージアム矢の根やHP
住所:諏訪郡下諏訪町3289
開館時間:9時~17時(12月~2月=16時30分まで、無休)
入館料:600円(時計工房儀象堂と共通)
撮影:可
アクセス:下諏訪駅から徒歩10分。

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