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顔面把手付深鉢と中期の技巧派土器たちー岡谷美術考古館[JOMOSEUM]

諏訪湖の北にある岡谷市の市街地にあるのが市立岡谷美術考古館です。常設展で地元の作家の美術作品と市内で出土した出土品の両方を展示しています。八ヶ岳美術館もそうでしたが、出土品を郷土資料館ではなく美術館に展示するというのも面白いですね。

さて、考古展示室は縄文がメイン。早期から晩期までのさまざまな土器もあれば、土偶もあり、石器もあります。

目玉は重要文化財で顔が外側に向いているのが珍しい「顔面把手付深鉢形土器」ですが、撮影禁止でしたので、ぜひ現地に見にいってください。

顔面把手付はほかにも2つほどありました。

ほかにもいい土器がたくさんありました。中期のものが目についたからか、全体としては粘土紐や沈線を使った表現が巧みという印象でした。

土偶も見逃せません。器を抱えているような土偶。

とんがり頭の黥面土偶の頭部。

でもやはり印象に残ったのは土器でした。これだけ凝った土器が集まっていると見ごたえがありますし、文化の交流地ならではだなという感じもしました。

ちなみに外からも見える場所に大きな土器が展示してありました。岡谷の人はどんな気持ちで毎日この前を通ってるんでしょうかね?

岡谷美術考古館HP
住所:岡谷市中央町1-9-8
開館時間:10時~19時(水曜、祝日の翌日、年末年始休館)
入館料:370円
撮影:可
アクセス:岡谷駅から徒歩5分。

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