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世界遺産・大森勝山遺跡と地域の縄文時代をガイダンスー裾野地区体育文化交流センター[JOMOSEUM]

青森県弘前市には、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産になっている大森勝山遺跡があり、そのガイダンス施設となっているのが裾野地区体育文化交流センターです。

大森勝山遺跡は岩木山の山麓にある、晩期の環状列石を伴う遺跡で、祭祀の場であったと考えられています。裾野地区体育文化交流センターは、資料館ではなく、ロビーの一角に展示スペースがある感じで、遺物の量もそれほど多くはありません。

遺物は土器が多めですが、晩期の青森ということでやはり亀ヶ岡式が中心です。

土偶も一応あります。

晩期の祭祀の場ですが、土偶はあまり出ていないのでしょうか。

遺物は少ないですが、パネルはたくさんあって勉強にはなりました。

世界遺産の指定からあまり月日が経っておらず、整備が進んでいないのは仕方がないことですが、せっかくの資産ですから、もう少ししっかりした資料館があったらいいいなと思いました。

大森勝山遺跡は岩木山をのぞむ環状列石を伴う遺跡なので、縄文人の山に対する信仰を解き明かす鍵になるかもしれませんし。

裾野地区体育文化交流センターHP
住所:弘前市大字十面沢字轡8-9
開館時間:9時~21時(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:弘前駅からバス、裾野中学校前から徒歩2分。

縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら

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