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数々の板状土偶とぎちぎちの土器ーつがる市森田歴史民俗資料館[JOMOSEUM]

木造町、森田村、柏村、稲垣村、車力村が合併してできた青森県つがる市の南の端、旧森田村の資料館が森田歴史民俗資料館です。中学校の隣にひっそりと立つ小さな資料館ですが、中には縄文の遺物がぎっしりおいてあります。

いちばん目を引くのは板状土偶です。板状土偶といえば三内丸山にある大型のものが有名ですが、青森では数多くの板状土偶が出土していて、ここにもかなりの数があります。

少し見ただけでも形、大きさ、模様とかなりのバリエーションがありますが、完形でないものもみると、いろいろな文様が施されているのがわかります。

こちらは、見に行ったときは三内丸山に貸し出されていたものです。その解説によると、板状土偶の顔は胸のあたりから徐々に上に移動していったそうです。いったいなぜ。

土器は円筒下層/上層式が多めでしょうか。少し変わった形のものや鶏冠形突起のついたものもあります。

展示室には土器は少なめですが、隣の収蔵庫にぎちぎちにありました。

収蔵庫の方の土器も円筒上層式が目に付きますが、亀ヶ岡式やら色々あって、詳しく見ていったらそれはそれで面白いだろうと思います。

ちなみに、つがる市のマンホールは遮光器土偶の絵柄なんですが、この森田歴史民俗資料館の近くの「つがる市福原地区農業集落排水処理施設」にそのマンホールのカラー版の壁画があります。マニアは必見です。

つがる市森田歴史民俗資料館HP
住所:つがる市森田町森田月見野340-2
開館時間:9時~16時(月曜、火曜、木曜、金曜休館)
入館料:200円
撮影:可
アクセス:陸奥森田駅から徒歩15分。

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