反町哲弘

ITを活用して中小企業の生産性を高めることを目標に活動をしています。生成AI、ローコー…

反町哲弘

ITを活用して中小企業の生産性を高めることを目標に活動をしています。生成AI、ローコードツール、ノーコードツール、Googleサービス、エクセルVBA、NOTIONなどの簡単便利ながらコスパのいいツールの活用が主体です。

最近の記事

エクセルによる発注システムの魅力とは

FAX発注からデータ発注へ移行することの効果 顧客の発注プロセスをFAXからデータ入力へと劇的に変革し、生産性を大幅に向上させることができます。現行の方法では、1アイテムあたり25秒かかっていた受注入力作業が自動化されるため、たとえば、1日500アイテムの処理で発生していた時間、1ヶ月で約104時間もの作業時間を削減することができます。年間であれば1248時間になります。 エクセルで発注システムを構築することの唯一の不安 顧客のPC環境は保証されていません。エクセルのバ

    • 給食発注:FAXからデジタルへのシフト(顧客が発注するシステムにはどんなものがあるか)

      顧客が利用する発注システムに関する情報をまとめました。なお、ここで述べる内容は数年前の調査結果に基づいており、最新の情報ではありません。しかし、今も大体こんなところでしょう。 ①開発不要のクラウド受発注サービスの利用: メリット:初期費用がかからず、月額も数千円と経済的です。受注側のシステムがある程度整備されています。 デメリット:提供されるUIや機能に限られるため、既存の手法をそのままシステム化することはできません。 ②開発対応型(カスタム可能)のクラウド受発注サービス

      • 給食発注:FAXからデジタルへのシフト(序章)

        保育園、老人施設、病院などでは栄養計算された食事が提供されています。多くの施設では給食ソフトを利用して、必要な食材の量を計算し、発注リストをエクセルで作成しています。たとえば、豚汁を50人分作る場合、給食ソフトは1人分の材料を基にして総量を計算します。この場合、豚肉が10g、玉ねぎが20g、ニンジンが15gと仮定した場合、50人分では豚肉が500g、玉ねぎが1000g、ニンジンが750gと計算されます。 しかし、多くの給食ソフトは印刷して利用することを前提として設計されてお

        • 現状分析(生成AI)

           以下のプロンプトを生成AIに入力してください。それに基づき、依頼内容に応じたヒアリングシートを作成してもらえます。 1.あなたは現状分析から課題を把握し課題解決の提案をできる優秀なコンサルタントです。{依頼内容}を実現する戦略を策定するため、現状分析を網羅的に行えるヒアリングシートを、以下に指定した{制約条件}と{表示形式}で作成してください。 ###依頼内容### -「食品スーパーの売上を拡大したい」 ###制約条件### - 回答の内容がSWOT分析につながる

        エクセルによる発注システムの魅力とは

          現状分析

           システムを導入するきっかけには主に2つあります。一つは、企業が自らその必要性を感じて行う場合です。もう一つは、外部の専門家が企業の状況を分析し、その結果を踏まえて導入を勧める場合です。大企業や中堅企業の場合、大抵は自分たちで必要性を感じて導入に踏み切ります。しかし、中小企業や特に小規模な企業では、IT化の必要性に自分たちで気づくのは難しいことが多いです。そんな時、外部の専門家による現状分析がきっかけで、IT化すべき点が多くあることが明らかになることがよくあります。  受注

          設備予約システム

           会社で車や会議室を予約するシステムは普通にあります。グループウェアのサイボウズやデスクネッツなどはよく知られているサービスです。しかし、「そこまで高機能なグループウェアは必要ないし、利用者も10人程度だし。」という規模感のところは多いのではないでしょうか。私の会社も社員は3人で、緊密に連携している個人事業主が8人くらいです。「グループウェアを導入するコストもなんかもったいないし、設備予約したいだけだからなあ。」、こんな感じなので、無料で実現できる方法を探していました。  ま

          設備予約システム

          中小企業のIT活用

          中小企業がITを十分に活用できていない主な理由として、人材不足、ノウハウ不足、資金不足が挙げられます。これらは確かに課題ですが、根本的な問題は往々にして「今のままで十分」という考え方にあります。変化に対する抵抗感が障壁となっています。しかし、この障壁を乗り越えることが、ITを効果的に活用する上での鍵となります。IT活用によって開かれる新しい扉、それは業務の効率化、市場での競争力強化、そして未来への投資です。小さな一歩から始めて、徐々にその可能性を広げていくことが重要です。変化

          中小企業のIT活用