細かい部分を見るという事[Splatoon2]

noteに意外とそこそこの数上がっている『自分の視点を見て反省点を教えて欲しい』という記事。気が向いたときにふと通りすがりに視聴させてもらって、ちょろっとコメントを残すという事をたまにやって見たりしてしまう。そんな時にふと動画についての他の方のコメントを読んでみると、意外に視点の違いとは大きいものだと感じる。

例えば、Xを目指す方のそのような動画に対して、よくある指摘にイカランプをもっと見ようというコメントをしばしば見かけると思う。確かに、状況判断をする上で大切な判断材料になる項目だ。ただ、そのイカランプをどのように見るのかという話がほとんど出てこない事に違和感を感じる。目まぐるしく展開する試合の中で拾う画面上部の端っこにある情報なので、目に入れるにしても慣れない内は中々に時間をかけてしまうか、集中してしまって忘れてしまうのではないだろうか。

自分を例に出すと、後衛(スピナー)をメインとしているので、キルされるリスクの無い塗り合いをしている時や、前線が上がったタイミング、撃ち合いを仕掛ける直前及び勝った直後に1秒弱視界の端に入れる程度にイカランプを見ている、と思う。

正直、断言はできない。癖として人数把握は身に付いていて、基本どのタイミングでも敵が何枚落ちているか、味方が何枚生き残っているかなどは把握できているので、見るというアクションを入れているかが分からないのだ。

そこで思うのが、あれは意識的に見るものでは無いのではないか、という事だ。それではどのようにして認識するか、というと、それこそ視野の広さの話になってきてしまうと思う。まずは自分とモニターの距離という、プレイする環境から固定する事が大事だというのが個人的な意見だ。次に画面のどこに視野の真ん中を持ってくるかを決める。視野が狭いとか、索敵ができないという人は大体画面の中央を視野の真ん中に持ってきているのではないだろうか。
普通はそうじゃないのか?と思う方もいるだろうが、よく考えて欲しい。
敵のいる位置などの視覚的な情報は基本的にモニターの画面の上部分の2/3にあると考える事は出来ないだろうか。

自キャラの真横に敵がいる場合は、それこそ詰められた(詰めた)時や裏取りをされたタイミングになるので、少なくとも2〜3秒前には対象を
認識していなければならない状況がほとんどだと思う。それこそ、先ほどのモニター画面上部2/3の視覚情報の認識と、よく言われるマップを開くという行動でカバーしなければならない項目だ。

それを踏まえると、慣れない内はモニター内の情報全てではなく、画面上部2/3の範囲を意識してみるのはいかがだろうか。それが難しいのであれば、出来るだけ画面の真ん中よりちょっと上の方を意識するだけでも変化はあるだろう。

・・・と、言った具合に単純に『イカランプを見る』という行動にも細分化された項目がある。できていない事を言葉にするだけでは、次にしなければならない事が明確にならず、逆に意識が削がれて効果の薄い、効率の悪い時間が経っていくだけではないかと思うのだ。細分化の部分は考えてもらうのも、自分で編み出すのも自由ではあると思うが、ただ漠然と上手くなりたいからこれをしようと短絡的に考えるのではなく、ちょっと細かいところに目を配ってみるのも悪くはないのではないだろうか。