巨匠の思い出 スヴェトラーノフ
エフゲニー・スヴェトラーノフ
国立ソビエト交響楽団(現ロシア国立交響楽団)
今回の過去ライブリポートは、もうひとつおまけにクラシック編です。
1978年10月27日、新宿厚生年金会館へ聴きに行ってます。
演奏曲
フレンニコフ:交響曲第3番
フレンニコフ:ピアノ協奏曲第2番(フレンニコフ)
チャイコフスキー:交響曲第5番
画像は、その時のパンフレットからです。
ロシアの巨匠です。
これ程、ロシアっぽい指揮者も珍しいです。
それが、熱狂的な信者を生む要因でもありますが、クセが強すぎて嫌いな人もそれなりにいそうな気もします。(いたと思います。確かに。。。)
私は好きです。
まず、音が(とんでもなく)でかい。
テンポが(とんでもなく)速い。
(過剰に)情感たっぷりに歌う。
私がスヴェトラーノフを知ったのは、1974年録音のこのアルバムです。
既にでかい、早い、情感たっぷりの演奏は仕上がっていると言って良いでしょう。
思い浮かぶ例えは「重戦車」のようなwww。
スゲーよこれ、と言うのが感想で直ぐに大ファンとなりました。
気が付くとまた聴きたくなるというアルバムでした。
それからというもの、生で聞くことを心待ちにしておりました。
やっと訪れたその機会を逃すものかと勇んで、今はもう無い新宿厚生年金会館へと向かいました。
もはや、どこがどうだったと細かい感想を述べる事はできない程、時間がたってしまいました。
でも、国立ソビエト交響楽団との黄金コンビです。
たっぷりとスヴェトラーノフ節を堪能してパンフレットまで取ってありました。
もし、がっかりだったならば、ここにこうして過去リポートを書いていないでしょう。
年を経るにつれ丸くなる人間もいる中で巨匠と呼ばれるまでになってもまだやんちゃ(褒め言葉です。)さを失わなかったスヴェトラーノフ。
貫き通すことのカッコよさってありますよね。
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