見出し画像

ライブの思い出 宮間利之とニューハード

ホーンセクションマニアの原点は

いよいよ、過去ライブリポートも地元青森県編の登場です。
1976年(頃)かな? に八戸市公会堂大ホールへ聴きに行ってます。

「宮間利之とニューハード」は日本を代表するビッグバンドです。

Webの検索で確認しようにも、当時の情報はもちろん出てきません。
なので何年の開催だったかはあまり自信がありません。

画像1

画像はアルバム「ニューハード/宮間利之とニューハード」1974年9月27日録音、のジャケットです。
このレコードは、後に手に入れて今も持っています。

画像2

八戸で演奏された曲はこのレコードに収録された曲が中心でした。
衣装もこれだったと思います。

①テーマ
②ドナ・リー
③スパイナーズ・スヌーズ
④ふり袖
⑤カッパ
⑥ラ・フィエスタ
⑦テーマ

まず、カッコイイ①ニューハードのテーマで幕を開けます。
そこから、間髪入れずに②に突入しますが、この瞬間がカッコいいんだなコレが。
言わずと知れたチャーリー・パーカーのスタンダードでスイングしまくります。

ライブでは、ここで「スイングしなけりゃ意味がない」他のデューク・エリントンのナンバーを何曲か演ったと思います。(と言いながら自信なしwww この当時ラジオで放送されたライブ演奏と混同してるかも)

そこから、③から⑤のオリジナル曲。
⑥のチック・コリアのお馴染みのナンバーと続きます。

Webで調べたら前年、前々年に、モンタレー・ジャズフェスティバル、ニューポート・ジャズフェスティバルに出演し絶賛されていた頃です。
そこで演奏された曲を集めたアルバムになっていますので、④、⑤のように「和」のテイストが色濃いナンバーがあるのも頷けます。

このライブは、私のホーンセクションマニアとしての原点と言えるものでした。
ビッグバンドって結局、それ自体が主役の大編成のホーンセクションですからね。

とにかく圧倒されました。

演奏が始まると、まずいきなり音圧が凄くて度肝を抜かれました。
テクニック、アドリブ、そしてスタミナ、どれを取っても信じられない演奏を目の前にして興奮しっぱなしでした。

実は、歌手の弘田三枝子さんも出演予定でしたが、当日になってキャンセルのお知らせがありました。
当時、いろいろお騒がせの人(?)として有名だった記憶がありますが、この時もドタキャンだったようで開演が少し遅れたように思います。

ただ、それによってニューハードの演奏を思う存分堪能できましたので逆に嬉しいハプニングだったかも知れません。

いつもテレビの歌番組で伴奏しているビッグバンドを見ていましたが、本気出すとこうなるんだと思い知らされました。

野球少年がプロ野球の選手に目を輝かせるように、トロンボーン吹き少年だった私にとってその時から、ニューハードはヒーローになったのでした。

余談ですが、前にも書きましたが録音エンジニア育成の学校に行ってた時にクラスメイトだった中にニューハードのボーヤ(今だとローディー?)だった奴がいてびっくりするやら羨ましいやらで、いろいろ話を聞かせて貰ったのを思い出します。

細かい話は忘れましたwww。でも、宮間さんもバンドの皆さんもみんな優しかったと言っていたよな~とぼんやり思い出します。

リーダーの宮間利之さんは亡くなられましたが、バンド自体は現在も「宮間利之ニューハード」と改称して益々のご活躍です。

嬉しい限りです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?