見出し画像

自己紹介 写真と映像を始めたきっかけ


写真と映像、10年の軌跡

写真を始めて10年、映像を始める3年写真や映像は楽しいが、ふと壁にぶつかったり、目的を見失ったりすることがある。

私は壁に当たりすぎて骨折、目的を見失いすぎて路頭に迷う日々。
たぶん自分みたいな人も多いと思う。

たぶん。

この記事を読んで、初心に戻って楽しかった頃を思い出すきっかけになったり、自分なりに今後の写真・映像ライフを考えるきっかけになれば嬉しい。

為になる話を期待してはいけない!


プロフィール

1991年生まれ 男性
埼玉県在住 普通の会社員

YouTube

Instagram

Twitter(X): https://x.com/AlpinistX

使っているカメラとレンズ


Nikon Z8 
α7Rシリーズより扱いやすい。
映像はSONYのほうが色味が好きかな。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S Zマウント
画質良くて驚く。SONYのGMより安いし良い!

ZEISS Loxia 2.8/21(SONY Eマウント)+Zマウントアダプター
これだけはどのカメラに変えても、アダプターを駆使して使うと思う。
逆光時にはこのレンズ一択!

DJI Mavic 3  Cine
色味がエモくて大好き、Z8より好き。

写真を始めたきっかけ

都内の大学生時代、学生新聞を作る部活に入ってた。
そこで初めて一眼レフカメラを触ったのがきっかけ。

写真を撮ることで人に「キレイ」って褒められたり、喜んでもらえることを知った。

「特に取り柄のない自分には写真しかない!!」

新聞に掲載する写真を撮りながら、そんなことを考えてた。

たぶん初めてキレイだと思う写真が撮れた瞬間

写真を始めてあたった壁

始めてから最初の壁は、何を撮ったらいいかわからないってことだった。

大学時代は旅行に行ったり、部活動や日常を撮影して楽しんでた。
でも社会人になると休日カメラマンになって、まず平日は撮影することがない。休日もデートの時くらいしかカメラを持ち歩かなくなった。

(別れたら関連の写真消しちゃうから、一気に写真がなくなるっていう痛い損失もあった...)

他にはこれといって撮影したい被写体もなくて、メリハリのある写真ライフとは言えず、悶々とする日々。

「社会の歯車になった日々に対して、充実した何かが欲しい。。」

こんなよく分からない記録写真ばかり撮っていた・・・(今でも)

大学時代に心に残った言葉がモチベーションになってる

大学で法学部を専攻した。別に弁護士になろうとは考えてなかったけど、小学生の頃、将来の夢で弁護士って発表したら親が喜んでいたのが記憶にあって、その後も何になりたいってのがなかったから、法学部に進んだんだ。

大学3年生の頃、ゼミにOGの司法試験に合格した女性が報告会に来た。そのとき、どうして美人で完璧なのに苦労してまで司法試験に挑んだのか質問があった。

自分には何もないのが不安だった。だから何者かになりたくて司法試験にチャレンジして弁護士になった

この言葉が10年以上たった今も、ずっと心に残ってる。

「自分も何者かになりたい、何か誇れるものが欲しい。」

そう思ったときに、写真を頑張ってみようかなってなった。
それがいつまでも細々としたモチベーションにつながってる。

恩師からは人生講義を受けていた(活かせてない)

写真サークルに入る

写真を始めるにも撮影したい被写体もなくて、写真サークルに入って撮影する機会を増やすことにした。江の島や人気の観光スポットなんかに一緒に行って、お互いを撮りあってた。

楽しい、楽しいけど、それだけじゃ納得できなかった。

これが目的なのか、やりたかったことなのかって悶々とした。

自分は写真友達が欲しかったわけじゃなかったって気がついた。それよりも自分が誇れる写真、それを求めてたんだって思った。

良い感じに撮ってもらおうと麦わら帽子よく被ってた(今はどこにあるかも分からない)

山との出会い

東京都水道局と仕事をする機会があり、そこが主催しているフォトコンテストにせっかくだからチャレンジしてみることにした。

東京の水源地である奥多摩を守りながら、水道を供給してること、それを知ってもらうPR写真になるなら喜ばしいことだと思った。

「自己満足だけではなく、なにかに貢献できるのは嬉しい」
社会人になって初めて貢献することを意識した瞬間かもしれない。

奥多摩には川や湖を撮影するにも平坦に広がってて、その周りには特徴のない木々があるだけじゃ、どうもしっくりこない...
次第に、上から撮影しないと景色が上手く撮れないって感じるようになった。

そこで少し山に登り始めた。高さが出ればダムも奥行きがあって見応えが出てくるんじゃないかって思ったんだ。

それが登山の始まりだった。

山に登ると、どんな世界が広がってて、どんな写真が取れるのかワクワクした。

ガサガサ...と木々が揺れる音にびくびくしながらも、日の入りまで上ずっと山に登って撮影してた。

ダムは上から見るに限る!

初めてのフォトコンテストの入賞

そんな思い出の登山で撮った写真の1枚がフォトコンテストで入選した。

人生で初めてのフォトコンテストで入選したことに喜びを噛み締めた。

「やればできるじゃないか!!」

入選にあたっては、自分の少ない経験だけど記事としてまとめたから、ぜひ見てほしい。

少なくともこのフォトコンテストでは、入選作品には撮影場所、時期など一定の暗黙のルールがあるように見えて、毎年同じような写真が入選してた。
そこから逆算したのが良かったと思う。

この経験から、規模が大きくないフォトコンテストでは、
写真がうまい、絶景っていうよりも、明文化されていない法則、傾向を分析することが有効」だと理解した。

規模が小さいコンテストだったけど、自信をつける大きなきっかけにもなったし、登山を始めるきっかけにもなり、この上なく良い機会だった。

彩度が高くゴテゴテした写真だけど、それが入選には必要だと判断した

日本山岳写真協会のフォトコンテスト

山小屋で会員の人と出会ってときに、ある山小屋のオーナーが協会の会員で、
入選して協会に入れば色々普通では受けられないサービスを小屋で受けることがある」(こっそり)って聞いた。

そのことを聞いてからプリンターを購入。
プリントして応募したところ、見事入選を果たし、協会に入会することができた。

冬の唐松岳の景色、爆風の中撮影してよかった

しかし、コロナ禍ということもあってか、集まりというのもなく、山小屋も予約が困難となった。
年会費1万円以上支払ってもメリットは薄く、切磋琢磨するような建設的な会でもないと感じて1年で退会した。

Instagramを始める

登山を始めてからInstagramをするようになった。
絶景の山を探しては同じところに行った。

次第に、みんなと同じところに行って同じような写真を撮っても仕方ないって思い始めた。

またステップアップしようにも、感性というのは勉強しても身につけるのが難しく悩んだ。

また悶々とする日々の始まりである。

YouTubeを始める

海外でハイキングしてる人の映像の綺麗さに驚いた。

日本だと同じような写真ばかりだけど、海外の人は全然違うと衝撃を受けた。

「シネマティックっていうのが、自分の求めてるところかもしれない?!」
そう思って、勉強を始めた。

見よう見まねだけど、YouTubeを始めてみた。(難しくて挫折気味)

映像を始めて気づいたこと

シネマティックな動画を見てると、自分の写真と比較したときに大きな違いがあることが分かった。

自分の写真はどれもコントラストが強くて、彩度が非常に高いっていうことに気が付いた。そしてどの写真も明るく現像することが多かった。

写真ならそんなものでは??と思うかもしれないが、
シネマティック動画はどれもコントラストや彩度が低くて、そして暗めが多かった。

その理由は推測もあるが、人間の視覚における明度基準は、18%の中立灰色であり、暗部に対する視覚感度が高いことから、暗部を中心とした明るさ構成になっているのではないかと思う。

写真にも応用して、暗部の表現を意識した撮影・現像をすべきと考えている。
そして、彩度も抑えてコントラストを低くすることを意識しようと思った。これが映像を学び始めて、自分の感性が大きく変わったところである。

映像のハードルは高いけど、カラーグレーディングの技術など、映画や映像の教材は総じてレベルが高くて、写真にも活かせるものがあると感じた。

特に学んでいて衝撃を受けたのは影から撮影するという発想。
こうするとこで立体感を表現することができ、写真を撮影するときにも意識するようになった。

今後、学んだこと、考えたことを、同じように彷徨える羊さんの参考となるよう発信していきたい。

最後に番宣です。笑
30kgの荷物を背負って、死にかけながら撮影した渾身作です。
お時間あるときにでも!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?