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ふと思った疑問・感想リスト

相変わらず自堕落なので、毎日更新ができていない。こんな自分が否になるけどまあ仕方ない。書くことが思いついた日に書かないと書きたかった細かなディティールは忘れるし、そもそも何を書きたかったのかも忘れるので、億劫でも習慣化しよう。Duolingoのフランス語は125日と続いているので、noteも習慣化できるはず。
覚えている範囲でネタをざっと書き出してみる。

  • Inverness Trekではスコットランドの地方企業のサステナビリティ戦略を伺った。ウィスキーの醸造所ではいかにしてウィスキー製造に適した水を持続可能な形で調達することが可能か、かなり具体的な内容に踏み込んで素晴らしい戦略を描いていたけど、それは自らのビジネスの根幹がサステナビリティに密接に関連しているから可能であり、また、やるべきであると感じているからであって、あらゆる形態のビジネスに高いレベルでサステナビリティ戦略を求めることは可能なのか、また、すべきなのかという問題にどう答えを出すべきだろうか。

  • 取引費用学派からは市場での取引活動と組織内での活動とは内部化コストの差にすぎないと説明するが、企業では労働法による労働者保護の要請が働き、市場ではそのような保護はあまりなされないのはなぜか。多分内部化コストとかとはまったく別の理由で、フーコーの権力概念とかそっちの話になりそう。

  • シカゴ学派の流れをくむハロルド・デムゼッツは法的に財産権を設定することで、当該財産を巡る共有地の悲劇を避けられる的なことを言っていたけど、排出権取引にも同様のことがいえるか。

  • ビジネス倫理やステークホルダー資本主義等を語る上で、ビジネスそれ自体に内在している害悪を防止してネガティブインパクトを軽減することと、ビジネスを通じて負の外部性を解消するなど社会にポジティブインパクトを与えることで分けて議論したほうが見通しが良くなりそう。

  • 遺言法や信託法では死者の意思を法的に保護するが、なぜ死者の意思をそこまで尊重するのだろうかとふと疑問に思った。人は自らの死後の世界にも思いを馳せるのが通常で、死後も世界に影響を与えていたいという発想なのか。遺言法は古代ローマの時代からあったけど、それは相続財産が分割されてしまうと、資産価値が減って農地が荒廃したりすることを防ぐ目的だったはず。だったら家督相続でいいんだけど、財産所有者の意思をそこまで尊重しようと考えたのはなぜなんだろうか。

勉強したいことが山ほどある。法律の勉強を通じて、経済学、経営学、社会学、哲学、歴史学をはじめとする様々な社会科学・人文科学に興味を持ってしまったのだけど、一生かけても全部をそれなりに深いところまで勉強することは難しいんだろうなと思うと少し悲しい。今後数年は産業組織論、コーポレートファイナンス、戦略論、贈与論、規範倫理学、認識論に絞って(絞れていない)勉強をしようと考えている。

そろそろ真面目にDissertationの作業を始めたので、これからはなるべく毎日更新しようと思う。とりあえずLiterature Reviewを真面目にやっているけど、終わるめどが立たないので、データ分析と並行して行うことにした。構成はなんとなく決まってきたのはいい傾向。

とりあえず明日から毎日大学に行こう。


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