本当に一人でできるセクマイ支援とはなんだろうか?

先日書いたノートの続きである。あれはあくまでも「サークル員向け」であり、サークルに入っていない人は少しやり辛いものだろう。しかし、どうすれば個人で支援ができるのだろうか。これは実はあまり記述がない。
他の差別についても同じだが、具体的なことは書いていない。以下は東京都総務局が出した同和問題についての記述の引用だ。

差別をなくすためには、私たち一人ひとりが、まず同和問題を理解し、差別について知るとともに、差別をしたり、見逃したりすることのないよう行動していくことが大切です。
引用先:http://www.soumu.metro.tokyo.jp/10jinken/tobira/6.html

見ればわかるが全くもって抽象的である。どう行動するかは何も書いてない。なんらかの差別があったら声を荒げて「差別だ」と叫べば良いのか?
明確な答えはないが、私が「支援したいならやるべきだ」と思う行動をいくつか書きたいと思う。

そのジャンルについての基本と最近の話題を大雑把に知る

これは特筆するほどのものではないが、大事なことだ。性的マイノリティについて支援したくてもまず性的マイノリティについて知らなければ意味がないし、現在どのような問題があるのかを知っておくべきだろう。詳しく調べる必要はない。

自分の考えをまとめ、話題が出たらSNSで私見を述べる

相当重要である。あなたがそのアカウントであまりセクマイの人と仲良くなっていないのなら、内輪だけで完結せずあまりセクマイについて知らない人も知るきっかけになる。
あなたが現実の友人にそのことを知られたくないと思うのなら新しくアカウントを作るのも良い。幸いなことにTwitterは本名でやる必要はなく、フリーメールでも登録できる。
生の声を聞きたいならハッシュタグなどを用い積極的に色々な人をフォローし、話をしてみよう。話題になるだけでそれは一つの支援になる。人間関係に疲れたのならもう一度アカウントを作り直せば良いのだ。

イベントに参加してみる

これ単体ではあまり効果がないと思っている。ただ仲のいい人と一緒に行ってみたりするとそれがまた一つのきっかけになり得る。その場合は事前にセクマイについての意見をそれとなく聞いてみた方が良い。その人が大きな偏見を持っていたならばそのイベント参加は見送るべきだ。

あなたが表現しなければ差別は絶対になくならない

大事なのは「人に広める」ことだ。それは大人数でなくて良い。自分の信頼の置ける人、真面目なことについてよく話す人、そういった人に少しずつでも広めなければ差別をなくすための火種はあなたで止まってしまう。せっかくあなたは支援をしたいと、差別を少しでも減らしたいと思ったのだから絶対に行動に移すべきだ。
気軽なことでも良いのだ。

例えばこのnoteを宣伝するとか。

#セクマイ #LGBT #コラム #エッセイ

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