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カルチャー系おじさんの備忘録。 「感想」は私個人の感想、解釈です。

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最近の記事

映画感想 / ぼくたちの哲学教室

8月19日鑑賞。 「人は考える葦である」という哲学者パスカルの言葉を思い出した。 人は考えることができる。 人は過去・現在・未来を認識することができる。 人は振り返り、今を整えて、未来を創り出すことができる。 そして、人は、人を信頼する事ができるし、そうやって機会や信頼を与える事ができる。 という希望がある。 一方で、人は過ちを起こす。 感情が支配する。 限界がある。 人が抑えられない、暴力、カオス、破壊。 だから、人は考える事を止めてはいけない。 そして、そこから行動す

    • 映画感想 / Barbie

      ネタバレあり 8月21日(月)鑑賞。 ハリウッド映画の好きなところは、人や社会を絶妙な距離感とリスペクトで扱うユーモア。 そんなユーモアやあるある感が詰まった映画。 SNSから受けてた印象とはかなり違って、それが良かった。 ストレスフルで、死を考えるのが抑えられなくて、鬱々とする冴えない母・グロリアを演じるのが、あの、、、 全世界のクィア大好きドラマ「アグリ―・ベティ」の主人公、少女ベティ役を演じていた、アメリカ・フェレーラ。 そして、リアル・ワールドで「男かくあるべき」

      • 映画感想 / 大いなる自由

        ネタバレを含みます。 この映画「大いなる自由」を観て湧いたこと。 自由と愛。 自由だから愛があるのか。 愛があるから自由になれるのか。 この作品から伝わってきたのは後者だ。 刑法175条により同性愛が禁止されていた社会の中で、自分のゲイとしての愛を貫いたハンス。 終盤、作中ではこの法律が改正された時代を迎える。 法の縛りから解放されて、身体的には自由を得た。 そうして刑務所から出所して向かったバーには”Grosse Freiheit(大いなる自由)”と書いてあった。 その盛

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