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PTAの原理と原則

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2021年2月の記事一覧

PTAは保護者の義務なのか

PTAは保護者の義務なのか

 近年取り上げられているいわゆる「PTA問題」とは、「強制加入」・「強制参加」という「強制」・「強制『感』」の問題と整理してきました。(「強制のないPTA」とは?)
 「強制加入」・「強制参加」をベースに「PTAの活動はイヤイヤでもやらなければならない」という「イヤイヤベース」の活動になっていることで悪循環が生まれています。この悪循環の背景には、多くの人が「PTAは保護者の義務」と、なんとなく信じ

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PとTでAするPTA

PとTでAするPTA

PとTでAするPTA

 これは、PTAについてあたらめて考えるきっかけとなれば、という思いでキャッチフレーズとして使っている言葉です。
 それは、現在の「社会問題としてのPTA問題」の背景として、「PTA」という言葉が「ぴーてぃーえー」と、曖昧に単語として捉えられていることがあると考えているためです。(「P・T・A」か「ぴーてぃーえー」か)

PTAの「A」とは何か? PTAについて以下のような

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PとTのAで作る信頼関係とは?

PとTのAで作る信頼関係とは?

 「PとTでAするPTA」とは「保護者と教職員・保護者同士の信頼関係を作るPTA」だと考えています。(PとTでAするPTA)
 「PとTでA」をして作りたい「信頼関係」とはどのようなものでしょうか。

どのような「信頼」を作るか 「信頼」という概念はこれまでに多くの研究がされ、様々に定義がされていますが、いずれの定義も「他者・集団に対する期待感」に焦点を当てることで共通しています(2016a 露口

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保護者と教職員の信頼関係:教員の働き方改革とPTA

保護者と教職員の信頼関係:教員の働き方改革とPTA

 PとTでAするPTAとは「保護者と教職員・保護者同士の信頼関係」を作るPTAのことと考え、PTAを以下のように再定義しました。(PTAとは何か?=PTAの再定義)(PとTでAするPTA)

PTAとは
子どもたちのよりよい教育の実現を目的に、保護者と教職員・保護者同士が、主体的に対等に課題を共有する中で、信頼関係を構築し、その課題の解決に向けて取り組む団体

 PTAは教育の課題の解決に向けて取

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