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【開催報告】LGBTQ+就活・就労交流会(2020/12/9)

皆さん、こんにちは!学生スタッフのまなみです。去年に引き続き、今年もLGBTQ+向けの就活・就労交流会が開催されました🎉
当日参加できなかった方のためにも、今回は当日の様子をお届けしたいと思います!

1.イベント概要

就活・就労を迎えようとしているLGBTQ+の皆さん、会社選びや面接で悩んだり、困ったりした経験はありませんか?
面接の際、志望動機を話す際に自身のセクシュアリティを話すのか話さないのか、カミングアウトした際の面接官の反応はどうなのか気になったり、さらに、他のLGBTQ+の当事者はどんな基準で就職先を決めたのか気になったことがある方も多いと思います。このような就活の際のLGBTQ+特有の悩みを少しでも多く減らすために当イベントは開催されました!

2.当日の振り返り

当日のイベントは
【第一部】セクシュアルマイノリティ当事者の就活・就労について
【第二部】当事者の就活・就労体験談
【第三部】交流会
の三部に分かれて進めていきました!

【第一部】セクシュアルマイノリティ当事者の就活・就労について
第一部においては、キャリアコンサルタントでかつ、GSセンターの職員の方からセクシュアルマイノリティの就活基礎知識を発表していただきました👏
まず、自分らしく働くためには、理想のキャリアプランとライフプランを実現することが大事だという話が前提としてありました。キャリアプランとは将来自分がどのように働きたいかということを指し、ライフプランとは将来どのような人生を歩むかについての計画を指します。これら二つのプランが重要な理由は、自分の理想のキャリアプランとライフプランを達成できそうな会社に狙いをつけることが、「自分らしく働く」ことの近道だからです。この二つのプランに基づいて数多ある会社の中から就職する会社を探すことが大切だと述べられていました。

【第二部】当事者の就活・就労体験談
第二部では、実際に就活・就労を経験したセクシュアルマイノリティの方々をゲストとして呼んで体験談をお話ししていただきました!
ゲストの方からは、
「先輩となるロールモデルがいないからキャリアプランを描きにくい」
「先輩や社員の人によるセクシュアルマイノリティへの差別発言を聞いたからオープンにはしない」
「ダイバーシティを謳っている会社でも全てのスペースがダイバーシティ&インクルージョンな訳ではないから、やっぱりやりたいことが一番」
といったお話を聞くことができました。未だにセクシュアルマイノリティへの風当たりは強いことが実感できましたし、オープンにして働くことの難しさを感じました…。
一方、逆にセクシュアルマイノリティ当事者として人事に携わっている方からのお話も伺うことができたのですが、「自分自身のことをきちんと知っておくこと」が大事だそうです。自分自身のことをきちんと知っていないと、いざ働いた時にグループとしてフィットするかどうか採用する側は不安に感じるそうです。自分自身についてはっきり知るためにも自己分析などが重要なのかもしれません。

【第三部】交流会
続いて第三部では、数人単位でのブレイクアウトルームに分かれ、参加者と就活を体験したゲストとの交流会が行われました!
交流会の中でも印象に残っていた話は、コロナの影響でオンライン面接に切り替わり、上半身しか映らないのでパンツスーツかスカートか、パンプスかヒールかを悩まないでも良かったというお話でした。コロナの影響で採用人数が減り、就職が難しくなったという面もありましたが、周りに合わせて自分の望まないスタイルで就活をしなくてもよくなったというのはある意味、良かったのではないかと感じました。

3.学スタ後記

実はイベント当日は総合司会を初めてやらせていただいたのですが、イベント中ずっと緊張しっぱなしでした…。
時間通りにうまくいかなかったらどうしよう、交流会の時うまく話せなかったらどうしよう…と不安でいっぱいでしたが、皆さんの協力もあり無事にイベントが終わってホッとしたのと同時に達成感を覚えました。私自身、まだ大学二年生ということもあり、就活については知らないことがほとんどで新しい発見が多く、自分の就活にも活かせそうです!(正直メンタルやられそうなので就活なんて永遠にしたくないというのが本音ですが…)
もしかしたら2021年も就活・就労イベントを開催するかも…??

まなみ