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No.23【試合分析】ブレントフォード対リバプール(23-24-第25節-2月17日)


前半

 スタメンは以下の通り。

スタメン

 ブレントフォードは、負傷したピノックの代わりにアイェルが入る。リバプールは、CBにコナテ、右SBにブラッドリーが入る。アーノルドは負傷のためベンチ外。

 ブレントフォードは、いつものように532でブロックを組み、カウンターを狙う戦い方。対するリバプールは、4123。前節の後半は、マクアリスターを下げた4231のような形をとっていた。しかし今節は、マクアリスターを、通常のIHのポジションに入れている。

 また、SBのポジショニングにもバリュエーションがあるリバプール。しかし今節は、ブラッドリーに、原則として外のポジションを取らせ、状況に応じ中を取らせる、オーソドックスなやり方。

 試合はブレントフォードが良い入りを見せるが、リバプールもゴール前に迫るシーンがあるなど、オープンな展開。ただ、リバプールとしては、相手が532で守備をするため、得意のWG裏へのロングボールを使うことができない。そのため、普段見られるようなチャンスシーンは少なめ。

 9分、ブラッドリーの良い動きから、リバプールがチャンスを作る。

9分のシーン

 大外でブラッドリーがボールを持ち、流れてきたディアスにパス。ここでブラッドリーは、外をランニングするのではなく、狭い中のスペースにランニング。ディアスは狭いところを通し、ブラッドリーがドリブルで中を抜け出し、シュートまで持ち込む。このシーン、中にランニングする判断の成否については議論がありそうだが、中でもプレーができるという点で、ブラッドリーのポテンシャルが高いことが分かる。

 対するブレントフォードも、序盤は、ボールを持った段階からチャンスを作る。それは、リバプールが、ブレントフォードの352の形に対応できていないためである。ブレントフォードの攻撃の形は以下のとおり。

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