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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第百四回「次元の超越」

AS2pickおもろい〜❤︎俺、このフォーマット最強だしいくらでもかかってこい

とりあえず昨日はVたくさん回したけど狂乱に寄せればかなり戦えるなぁって感じた。ダクエン、百獣、ディアボロの7コス軍団に闇喰らいも参加してて大変大変になってる

本日の抽選は…

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Re:104回「ボルバルザーク、見参!次元の超越」

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CLC-ゴールド
20コストウィッチ・スペル
スペルブースト コスト-1
このターンのあと、自分の追加ターンを行う。

天も、地も、世界でさえも…誰一人、何一つ、彼女を縛ることは敵わない。

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ターンを飛ばすカードはどのゲームでも花形やね

次元の超越はCLCのウィッチスペルにして未だにアンリミで環境入りしている(多分)最強カードである。ウィッチといえばコレって人、なんならシャドバといえばコレって人もそこそこいるのではないだろうか。超人気だし、超ヘイトも買ってるね

効果は至ってシンプル。exターンを獲得する。うおおおお!ただそのコストは20。シャドバのppは10までしかなく、このままではプレイできない。これをどうにかするのが「スペルブースト コスト-1」のテキスト。スペルをプレイするたびにコストが1下がっていく。つまり0コストにもなる。複数枚持ってると連打も可能。連打すればした分だけ追加ターンを得られるので、凄いぞ!

追加ターンはあらゆるカードゲームにおいて最強の効果と言える。ppは全部起きるし、召喚酔いは消えるし、1ドローできるし、ランプだし、もうなんでも出来ちゃう。やりたい放題。ほぼ特殊勝利と意味同じ。

CLC〜現在に至るまで、使われてない時期もあるけど、環境の最前線で活躍し続けている。そしてこの長い歴史において周りのカードは入れ替わっているものの、戦術は変わらない。序盤はスペブで次元の超越と他フォロワーのコストを下げ、コストが相応になったタイミングでフォロワーと超越を一気にドバーッと出して20点を殴り切る。このシンプルに追加ターンの恩恵をもぎ取るデッキがずっと強い。このコンセプト、コントロールデッキからしたらたまったものではなく、アンリミテッドの環境が常に早いのはこの超越という圧倒的蓋の存在によるものとなっている。

まずは初期。言ってなかったが、超越はナーフ経験カードで出た時のコストは18である(因みにβテスト版だと15だし最強魔力の蓄積がある)。本当の本当の最初期は後攻の初手2ドロー無し、手札上限8枚とかいう山掘り進めてスペブしなきゃいけないウィッチからすると厳しすぎる世界で、秘術も含め最弱クラスの名を欲しいがままにしていたのだが、そこら辺が現在の仕様になり、まともに戦えるようになった。ウィッチのベーシックカードは今でも使われる知恵、マジミサやちょっと前ならそこそこ使われてたウイブラ、フレデスといいカードが揃っていたのでデッキ自体はすぐ形となった。

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(そこら辺から拾った)

フレデス、最初から刷られたカードにしては有能すぎるよな…他にもルーンブレードサモナー、ペンギンウィザードあたりの本体コストは下がらないもののスタッツがスペルによってデカくなるフォロワーも追加ターンと相性が良く、そこそこ使われていたっぽい。

ただこの時点での超越はまぁそこそこ強いよね、くらい。この後のWLD環境などでは姿をあまり見せなかった。どちらかというとこの頃ならドロシーのが強いね

そんな超越が最初の大暴れを見せたのがSFLである。

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(legacy超越ウィッチ)

この大暴れを支えたカードがマジックオウル。2/2/2→4/4で進化時 2回スペルブースト。今聞くとふーんって感じだけど当時はこいつのあだ名がクソフクロウになるくらいには強かった。しっかり進化でスタッツ上がる2/2/2フォロワーがついでのようにスペブを、しかも2回、するのだからたまったもんではなかった。他にもギガキマやらなんやらもいて、デッキとしての完成度が高まっていた。

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このデッキの大暴れにより超越のコストが18から20へと変更された。20でも暴れてるんで英断。同時ナーフのら水竜神、破魂は解除されてるんだけど超越だけは未だにかかったまま。さすがやね。なんなら破魂に至っては、ヴァイスソウルハンターとかいうやべえやつ出たしな

そしてCGS。ローテアンリミ実装に際して、超越ローテ落ち。当時、ローテ落ちってシステムは超越(とリノセウス)の隔離のために実装された、とまで言われてたらしい。実際、アンリミでは新弾のマナリアの知識入れて暴れてた。暴れすぎてマナリアの知識がアンリミで制限行きになった。

ただその後はアンリミの高速化が進んでいき、20回スペブを要する超越の影は薄まっていった。あらゆる超越に言えるんだけど早すぎる展開は対処無理なんよね…そんなわけでドロシーやオズマナリアといった早いデッキがWとしては環境で見られるようになっていった。超越がコントロール対面の蓋、とさっき述べたがスパルタクスとかいう新たな蓋デッキが登場し、その立場すらも危うくなった。

そんなわけでファンデッキだけは殺すマンになっていた超越だが、またも強化パーツが入る。それが陰陽の開祖・クオン。15コストという大型スペブフォロワーで、合計攻撃力は9、出したターンにも4点は疾走打点として入れられる。こんなん超越打たなきゃ逆に失礼なレベルである。またクオンサポートとして式神の使役、鬼呼びといった熱いスペブ札も刷られ、超越が一気にデッキとなった。超越が活躍できなかった間にも、カオス、クラークといった有能札が追加されてたのもナイス

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(そこら辺から拾った)

そして、超越はさらなる段階へと進んでいく。

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(dov超越)

3コス5スペブの水晶の魔剣士、有能なコスト下がる組グリモア石英、そして無限打点ルーニィ。世界の終わりみたいな量かつ質のいい追加カードを貰い、最強デッキと化した。6超越、7超越で世界を終わらせろ!!

DOV以降もスペブ軸のカードはもちろん追加されていて、イザベルだの陰陽の秘法だの叡智の神鳥だの恩寵だのチャクラムだの。スペル関連のカードが出るたびに超越はどんどん強化されている。

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現在のgamewithに貼られてる構築はこんな感じ。最新カードを取り入れつつも本質はやっぱり超越打って追加ターンで殴る。こんな筋が通ったカードが他にあるだろうか。そしてその筋通しで現在もtier1取ってるって事実。凄いよな

超越がここまで使われている理由だが、これはもう明らか。テキストが周りのカードによっていくらでも強くなるからである。追加ターンはターン、というかpp、の価値が上がれば上がるほど強くなるし、スペブコスト-1もスペルが強くなればなるほど楽になる。そしてスペルブーストはクラスの一番の特徴的なギミックと言って差し支えないので、スペブがテーマの弾でなくとも、それ関連のカードは何枚か刷られる。このカードは生まれた時から一生強化されるのが約束されていたのである。ドロシーに抜かされてた時期もあったけど、結果的にはテキストのインフレ耐性が高すぎた超越のみが生き残る結果となった。

ちなみにここまで環境での例ばっかり述べてきたが、貴重な追加ターン効果なのでいろんなネタ運用もされている。無貌で増やして8ターンくらい連続入手してみたり、フラグラ合体させたり。ふざけた超越も楽しいぞ!ちなみに現在の最速超越は3ターン目らしいよ、やってみれば

特殊勝利はセラフ、新ネフなど何枚か刷られてるのに対して、追加ターンはシャドバ6年の歴史の中でもこれ1枚だけ。特殊勝利でめちゃめちゃ環境とったカードがない一方、超越はバリバリ環境札だから恐れてるのかもしれない。超越、人気カードだしいつか超越をハンドインするドロシーリメイク来ると思ってるんだけど、当分は来なそうだね

ボイスの「さぁ、飛ぶわよ!」はシャドバの中でも随一の有名さを誇る。超越打つことをこのボイスに習って「飛ぶ」って言ったりするし。このボイスはドロシー実装時に追加されたらしい。もともと無音だったんだ…

こんなイカれカードなのにレアリティはゴールド。理由は(多分だけど)スペルだから。CLCはフォロワーしかレジェンドになってない。今出たら絶対レジェンドだよな、このカード。マーリンがレジェンドの座張ってる場合じゃなさすぎる

人気カードなのは間違いないのだが、そのせいでAS2pickで毎回提示される。提示に土とか混ざってるのに20回スペブはきついからやめてほしい。ただ、イザベルの登場でpickしてもいいカードになった説がある。まだあんまウィッチ触ってないけど、割と超越打てそう感はあった。

超越ってカード、嫌われがち。理由としてまずコントロール殺しどころかなんでも殺しちゃう強すぎる点がある。ただそれ以上に問題とされがちなのが、無駄プレイ。超越、0コストのカードが手札でジャバジャバになるから無関係なカードいっぱい使えるし、気持ちいいから使いたくなる。ただ、やられてる側からしたらこっから負けるだけなのに、意味なく超越2連打されるわ面でリーサルあるのになんかドロー回されるわでなんも楽しくない。

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だから超越使いはこの画像が好きな傾向にある。(一時期シャ界隈でこれ流行ってたんだけど、煽りエモートうんぬんについて話してた人全員シャドバやめちゃったから最近見ない)

名前も演出もまさにターンスキップのカードって感じがしていい。扉が開く演出、シャドバの中でもトップクラスに好きかも。「次元」の「超越」って名前も最高にターンスキップだよなぁ、いいなぁこのセンス。

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人気カードなのでevolveにもいる。連打できなくなってるが追加ターンは健在。まぁ明らかに、今後のこと考えてコスト7って値で固定させてるよね、これ。今後は大会プロモとしても配られるらしい。さすが超越やね。

話は変わるが、ポケカには「超越ガブギラ」などの「超越○○」といったデッキが存在している。これはトップ操作やハンデスを用いて、先行1t時点で相手をロックしきるデッキに付けられる名称なのだがこの語源がまさかの「次元の超越」。確かにトップ操作やらハンデスのせいで実質ターンスキップさせるデッキなのだが、なんで超越って言葉わざわざ借りたんだ?まぁ、とにかくそんだけ影響力えぐいカードってことっすね〜(適当)

前回→奈落の冠

次回→日輪のドラゴン


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