今年の冬はどんな冬?

 9月になりなんとなく冬が気になり始める時期になりましたね。ここ2年は大雪で、スキーが趣味の人たちにはたまらない冬・・・になるはずが、新型コロナの影響で残念ながら堪能できませんでしたね。

 今年の冬は新型コロナの様子もまだわかりませんが、今の所「大雪」になる可能性が高いそうです。なぜそれが分かるかと言うと、ラニャーニャ現象が発生する可能性が高いからです。

 ラニーニャ現象はすごく複雑なメカニズムがありますが、簡単に言えば日本の冬が寒くなる理由の一つです。寒ければ雪が降る、そんな感じです。雪をもたらすのは「寒さ」が第一条件、そしてそこに「風」と「湿度」が加わって「雪」が降ります。

 逆に言うと、これらが揃わなければ雪は降りません。そして日本はその条件が重なる世界でも稀な地域だったりします。日本海側に雪が降りやすいのも、冬に南の方から低気圧が近づくと太平洋側で大雪になるのも日本が特別なところに立地しているからです。

 世界でもメートル級の雪が降る地域って意外と少ないんですよ。世界の都市で最も雪が降るのは青森市とか言う話です。※町村を除く

 そんな日本の冬も実は暖冬の影響を受けていて、年々雪よりも雨が降る日数が増えてきています。昨年と一昨年はたまたま条件が良かったのですが、実際雪が多いと言っても一昨年の長野の白馬村は雪が少なかったそうで、その前の年などは2月に雨で雪が解けて大変な感じになっていました。あと2〜3度気温が低ければ雪になるのに雨・・・。その2〜3度の一部が温暖化の影響だとすると、ちょっとなんとかしたい気持ちになります。

 寒いのも大雪も困るものでもありますが、冬らしい冬が訪れてくれれば、きっとその冬は特別なものになると思います。今年の冬はここ数年の鬱憤を晴らすかのような素晴らしい冬になれば最高ですね!

 さあ、あと二ヶ月ほどで山には雪が降りますよ。そしてその翌月にはきっとゲレンデにも!


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