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国際法律事務所とは?国際弁護士って何をしているの?海外の法律?

皆さま、こんにちは。
弁護士をしております、中野秀俊と申します。
今日のテーマですけれども、国際法律事務所とは何?国際弁護士って何をしているの?という事でお話をしたいと思います。私の事務所も“グローウィル国際法律事務所”というところなのですが、”国際”とつきます。国際法律事務所と普通の法律事務所はどう違うのか?また、国際弁護士と名乗っている方がいらっしゃるかと思いますが、それは普通の弁護士とはどう違うのか?というところを解説したいと思います。

YouTube動画でご覧になりたい方は、こちら
https://youtu.be/rGRrHU7MIUw

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国際弁護士ってどんな人?

そもそも、国際弁護士というのはどんな人なのかというお話です。実は、国際弁護士という資格はありません。名乗っている方もいらっしゃるかと思いますが、これは実は自称です。因みに、私は国際弁護士を名乗ってはいません!笑

国際弁護士という正式な資格があるわけではなく、各国で法律は当然違います。日本、アメリカ、シンガポール、中国と色々な法律があります。当然ですが、全世界対応の様な弁護士はいないわけです。各国の弁護士資格というものを取っていて、各国のプロフェッショナルがいるという事です。国際弁護士を名乗る事が違法ではなく、そういう資格はそもそもないというだけなので、自称で名乗る部分に問題はありません。弁護士の中でも、日本だけ、自国内だけではなく、いわゆるクロスボーダー案件といわれる海外との取引の法律を扱っている弁護士を特に国際弁護士という事があります。

国際法律事務所は何をしているの?

では、当事務所も含めて国際法律事務所とは何をしているところなのか?というお話です。例えば、当事務所は日本の弁護士事務所なので、日本企業が海外進出する時の法律に関する仕事をしています。当事務所であれば、主に東南アジアなどが多いので、日本企業が東南アジアに進出する時に色々な法律問題が関わりますので、日本側は当事務所で行い、当事務所ではシンガポールに法人もありますが、シンガポールやタイなどの法律事務所の現地の弁護士と一緒になって法務を行います。
あとは、海外企業が日本に進出する時の法務も行っています。例えば、当事務所であれば、中国の企業が日本に進出する時に、日本の法律ではこうなっていますという事のアドバイスなどを行っています。当事務所もそうですが、国際法律事務所は当然、日本国内の仕事もしています。いわゆるドメスティックという、単純に日本国内の案件というものも当然行っています。
国際法律事務所はその地域によって様々で、アメリカが得意なところもあれば、ヨーロッパが得意なところなど色々あります。例えば、当事務所であれば、日本企業の東南アジア進出、欧州の進出に関するものや、欧州、米国、東南アジアの企業が日本に来る時に日本の法律がどうなっているのかというところもあります。国際法律事務所というものも、実は名乗り放題です。何か一定の基準をクリアしなければ国際法律事務所と名乗れないという事ではありません。ただ、当事務所もそうですが、国際的な取引を行っているという事で国際法律事務所と名乗っているわけです。
なので、いわゆる国際的な仕事をしている弁護士を国際弁護士と名乗る人もいますし、国際的な取引の法律関係を行っているという事で、国際法律事務所を名乗っているというところを、今日は解説をしてみました。

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