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週刊小売業界ニュース|2023/5/22週
2023/5/22週(5/22-26)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
アディダスが導入したZOZOの「FAANS」とは?
NotionAI要約
ZOZOが提供する「FAANS」は、ショップスタッフの販売サポートツールで、ブランド自社ECを含む複数チャネルにショップスタッフによるコーディネート投稿、および投稿コーディネート経由の成果確認が可能となる。アディダス ジャパンは、「FAANS」を通じてブランド自社ECを含む複数チャネルにショップスタッフによるコーディネート投稿ができるようになった。コーディネート投稿機能、および成果確認機能は、ブランド自社ECへのコーディネート投稿を含め、すべて無料で提供している。
商品レビューなどをサイトに投稿できるサービス「STAFF START 」の競合サービスとしてZOZOが機能拡張を行った機能です。
アパレルECにおける、スタッフのコーデ投稿は集客の源泉であると同時に、
スタッフ個人への成果報酬の機会としても多くのブランドで導入されています。
今回のFANNSでは自社EC+ZOZO(モール)+WEAR(ファッションコーデアプリ)に同時投稿できる点に優位性があります。
開始からたった半年!あのシーインをあっさり抜き去った中国の最強EC「Temu」とは何か?
NotionAI要約
中国のECプラットフォーム「Temu」が、わずか半年でシーインを抜き去る勢いを見せている。Temuはアパレルから始まり、総合ECサイトになっており、商品調達から出荷までがシーインと同じ。中国政府が海外進出を奨励するプログラムを通じて支援しており、海外に商品を発送するネット通販企業に税制上の優遇措置を適用している。日本版D2Cを活用した対応が必要であり、中国のモンスター企業が日本に進出することは避けられないと指摘されている。
評価額急減のアパレルEC「SHEIN」、マーケットプレイス転換の狙い。中国発Temuとの戦いで差別化
NotionAI要約
中国発アパレルECのSHEINが、アメリカ市場で後発のTemuに追いつくため、マーケットプレイスの導入を発表。物流投資も強化し、配送日数を短縮する。しかし、急成長に伴うコスト増や政府規制の動きにより、直近の評価額はピーク時の3分の2に縮小している。
先週、今週とSHEIN・Temuの記事が多く発行されました。
Temuの記事を読むときに注視したいのが「私域流量(プライベートトラフィック)」というマーケティング手法。日本国内では、無料経路とか、自社EC優先施策などと言われるものと同意で「自社のWebサイトや自社アプリなどのプラットフォームにユーザーを呼び込み成約に結び付ける手法」のことを指します。
中国のECはT-mall、JD.COMなどの検索型の伝統的なECは、急激に不振となっており、「私域流量(プライベートトラフィック)」型のTemuは圧倒的な商品量+送料無料(世界中どこでも)により、中国のみならず、アメリカでも会員数を伸ばしています。SHEINとの違いは、商品ジャンルの幅広さ。価格やビジネスモデルなど事業の仕組みはかなり似ています。
TemuとSHEINを比較する記事が続きますが、注目すべきポイントはサプライチェーンのうち、生産から販売開始、販売後の配送になるのではないかと思っています。商品SKUが拡張し続けることは既定事項だろうと思われるためです。
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