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週刊小売業界ニュース|2023/4/17週
2023/4/17週(4/17-21)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
メタ 、 リテールメディア に参入:ウォルグリーンなど大手小売のテスト導入でも成果
NotonAI要約
リテールメディアに参入するために、Metaは小売業者の広告パフォーマンスを向上させるために2つの新しい広告ツールをテストしている。1つはManaged Partner Ads Liteで、リテールメディア・ネットワークを活用して、ブランドがよりパーソナライズされた広告を出せるようにする。もうひとつはローカル在庫広告で、店舗での購入やローカル在庫を促進させることをねらいとしている。
ウォルグリーンのリテールメディア・ネットワークであるウォルグリーン・アドバタイジンググループ(Walgreens Advertising Group)は、メタおよび大手国内CPGブランドと提携し、75SKUのオンライン販売に最適化したキャンペーンを実施した。これにより、ヘルスレメディの売上が3.9%、スキンケア商品の売上が2.5%上昇したという。
まだ75SKUなので、正直まだこれだけではわからないものの、CRMと連動させる想定のようです。
世界で話題のEC「SHEIN」も顧客に。アパレル業界の小ロット生産、柔軟なサプライチェーンで支援
NotionAI要約
中国のフレキシブルサプライチェーン企業、辛巴達科技(Singbada)は、小ロット生産や柔軟なサプライチェーンに関連するサービスを提供しており、世界的なEC企業であるSHEINなどの大口顧客に対応している。同社は、中国国内で20以上の自社工場を運営しており、今後はトルコやブラジル、メキシコ、モロッコなどにも進出する予定である。
「小単快反(小ロット生産・短納期での追加生産)」の注文では、コストが20元(約390円)変動するだけで利益は1%も変わってくる。1日に数万SKU(商品の最小管理単位)もの商品に対応するには、技術を大がかりに利用しなければ高度に安定した納品やコストの自動計算・コントロールはできない。さらに、400人以上の従業員を管理し、1日1000件以上の注文に同時対応するような大規模な工場では、注文1件につき10以上のサプライヤーと連携し、10以上の生産工程に対応しなければならず、受注件数が増えれば指数関数的に複雑さが増していく。
ローカライズされたフレキシブル・サプライチェーンという考え方は、物流問題も同時に解決する可能性が高い。
ロレアル、ヒューゴ ボスなどの高級ブランドが中国に再び焦点を当てる
NotionAI要約
L'OrealやHugo Bossなどの高級ブランドが、中国に再び焦点を当てている。中国は、高級品市場で最大の市場になる可能性があるため、世界の高級ブランドが今年中国に参入する計画だ。政府がCOVID制限を解除し、国際旅行を許可した後、これらのブランドのリーダーたちは中国を訪れている。3月24日、L'OrealのCEOであるNicolas Hieronimus氏は、報道によると上海市の共産党書記の陳縣に会った。Hugo Bossは、持続可能な素材に焦点を当てて、中国に再び参入することを発表している。
中国は約4年間のコロナ政策が終わり、どの業種においても少しずつ復調してきている感覚です。記事では高級品から再度市場投入と書かれているものの、中国の人口は14億人で、4億人以上の中産階級がいる国です。為替レートに購買力平価(IMFデータ)を用いて計算すると、2017年の時点で既に中国が米国を追い越しているとする試算もあります。
各国の個人消費動向にも注視していきたいです。
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