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昇らぬ太陽

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幼少期から今に至る迄の多くの挫折とそこから這い上がることを繰り返して、強靭な精神力を築き上げた様を自伝のように書き連ねていくエッセイ。
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#エッセイ漫画

野菜ジュースを持った「やまんば」

母は、毎朝野菜ジュースをブレンダーで作る人だった。これは、母方の祖父のルーティンの一つだ…

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12日前
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飼っていた犬が部屋の前で

 中学の時にシーズ犬を飼い始めた。  母が飼いたいと言ったのだと思う。  兄も私も犬を飼…

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2か月前
7

オスグッド(オスグッド・シュラッター病)

 オスグッドに罹ったのも中学3年生の頃だった。  オスグッドはオスグッド・シュラッター病…

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2か月前
3

恐ろしい部活顧問

 体育会系の部活の顧問は、なぜ恐ろしい顧問が揃っているのだろう。  今まで、体育会系で、…

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2か月前
7

弱小チーム

「弱小チーム」にいることには、多くのリスクが存在する。 試合に負けるリスク 勝てないこと…

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2か月前
3

押し付けられたキャプテンシー

 入部して直ぐ1年のキャプテン選出の時に、私が押し付けられた。選出されたわけではなく、押…

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3か月前
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キャプテン

 キャプテンという称号は、令和の時代ではただの重荷なのか、それとも周囲から一目置かれる得な位置づけなのかは分からない。  しかし、昭和の世界では、キャプテンと言われれば、チームの牽引役として選ばれれば名誉職のようなものである。  バスケ部に入部すると、1年生の中でのキャプテンを決めなければならない。  しかし、入部したての状況で、相手のバスケの技術力は勿論、チームを牽引するリーダーシップがあるかどうかなんて言うのも分かるはずもない。  恐らく顧問も、毎年このタイミング

3年生の引退

 そんな3年生も引退を迎える。  ついにうちらがスタメンの時代が来た。 しかし、既に「ど…

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3か月前
10

バスケ部入部

 中学に進学してから最初に記憶に残り始めるとすれば、部活動である。  小学校で特設サッカ…

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3か月前
7

進学塾と通信教育

 小学4年の頃から塾に通い始めた。  それまでは、進研ゼミなるものをやっていた記憶がある…

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3か月前
5

特設サッカークラブ

 このクラブは、「お話づくりクラブ」のような強制参加のクラブとは異なり、希望者だけが入部…

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3か月前
6

公文式

中学年くらいから公文で英語を始めた。きっかけは、いつも一緒に外遊びをしていた友人が公文に…

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3か月前
8

パソコンの購入

 兄と私は、ファミコン全盛期を生きたが、PCへの興味へとシフトするのも早かった。  兄が…

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3か月前
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ファミコンを隠される日々

 団塊ジュニアの世代は、ファミコン全盛期の世代とも言える。  初めて触ったビデオゲームはファミコンではなかったが、ゲーム界のビートルズと言えば、ファミリーコンピュータをおいて他にない。  初代ファミコンは、ボタンが四角で柔らかく、押した感覚があまりない。後にも先にも似たボタンは一切作られなかった。  そんなボタンだった。  連打に弱いボタンと言うとしっくりくるかもしれない。  連打をすると、穴に埋まって戻ってこないような気がするボタンなのだ。  押したらまるで、ゆ