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農業はビジネスのブルーオーシャン!?〜「食と農の若手相談会vol.2」開催報告〜

この記事は、5月20日に開催した「食と農の若手相談会vol.2」の開催報告です。

企画説明

「食と農の若手相談会vol.2」とは、食や農の分野でいろんな活動に奮闘している20代の若手が、実際に農や食の分野で活躍しているアドバイザーと壁打ちを行うイベントです。


アドバイザー紹介

アドバイザーは今回も、GRowがいつもお世話になっている次世代FVC研究所の光井先生と丸太さんにきていただきました。

次世代FVC研究所とは
農業昨今、農産品に関わる流通経路・サプライチェーンが多様になってきています。以前は生産者から実需者が直接仕入れるということは非常に少ない事例でしたが、近年はそうした取り組みが珍しくなくなりました。また、実需者の方、卸売りや商社、系統農協の方など、様々なプレイヤーが目前を行き交い、ビジネスモデルも多種多様になっています。そうなればなるほど、川上から川下までのそれぞれの立場についての理解が必要になってきます。まさにそれが「フードバリューチェーン全体を見据えた農業経営が不可欠なのだ」と感じています。
フードバリューチェーンとは、農産品を生産する農業事業者と消費者を価値の連鎖(バリューチェーン)でつないでいくことを意味します。フードバリューチェーンという考え方を世に広め、フードバリューチェーンに関わる全ての皆様にとって有意義な研究、そして情報発信をしていきたいと考えています。

http://fvc-lab.jp/

①山内 瑠華さん

へんてこりん乙女の暴走で面白いを創り続ける
立命館大学 国際関係学部
Lápiz Private 代表

Lápiz Privateとは
「へんてこりんおやさい」×「おしゃれ」×「人にも地球にもやさしい」がコンセプトの学生団体
“おやさい” × “ファッション” ・“おやさい” × “アート”・“おやさい” × “ことば ”がコンセプトの学生団体で高校生と大学生計18人で運営しています。
「へんてこりんでもええやん」「 へんてこりん野菜で『面白い』を造る」 をモットーに、食を越え、今まで誰も見たことがない「へんてこりんおやさい」の魅力を提供しています。

https://www.lapizprivate.com/about-7

前回からの変化

・前回の発表よりも活動の幅を広げ、絵の具だけでなく、石鹸・ハンドクリーム・加工食品・紙の開発を、いろんな企業や飲食店、農家さんと共に進める。
・子どもが1から絵の具作りを体験できるよう、フードプロセッサーから石臼に絵の具を作る機械を更新

フィードバック

・多岐にわたる素材活用から、どのように活動を絞っていくかが大切。
・行政と一緒に事業を進めるのも良いのではないか?

山内さんの感想
ラピスの活動が多方面に広がっているのは素晴らしいが、自分たちの強みや価値を再確認して、今後の動きを整理することが大切だというお言葉がすごく刺さりました!

②切田 澄礼さん

NAIST卒、某IT企業新卒社員との兼業
GRow 代表

GRowとは
農業を盛り上げたい。
という志を持つ若者によって結成された団体です。いろんなアプローチ方法で農業をよりよくしようと日々模索中です。日本の農業には、後継者不足問題・獣害被害・環境問題など、課題が盛りだくさん、、、若者ならではの新たな視点を組み入れて、私たちのできることから、少しずつ、明るい農業を築いていきたいと考えています。

https://grow-agri.com/what_grow/

前回からの変化

・online farmars marketにて、販売価格を農家さんの言い値ではなくデータ分析による適正価格で販売。
・コロナウイルスの感染状況に合わせて、online×offlineのハイブリット型ファーマーズマーケットを開催。

フィードバック

・若い人は、生まれた時からデジタルに親しんでいるので、ビジネスの距離感覚が薄くなっている。これは素晴らしいことであるが、今のGRowは、野菜の流通という距離の壁にぶつかっているように感じる
・24時間販売していないという面では、食べチョクに負けるのではないか?どこでGRowの色を出していくかが重要

・丸太さんより、「GRowの話を聞くといつもいい意味でもやもやする。これからonline farmars market は化ける可能性があると思っています。またミーティングしましょう!」と言っていただきました🌷嬉しいお言葉ありがとうございます!

素敵な発表をありがとうございました!


③最後に

今回も、参加者の皆さんのおかげで濃い2時間となりました。ありがとうございました。
私が特に印象的だったのは、いつも前向きな新社会人の澄礼さんが、珍しく弱音を吐いたシーンです。「新社会人になってから、学生の頃とは比にならないくらい自分の時間を取るのが難しくなった」と少し自信なさげに話す澄礼さんに、アドバイザーの丸太さんが、「その経験こそが今の社会人がどの様な需要を持っているか実感できるいいチャンスです」と温かくも前向きなアドバイスを投げておられました。
今後も、いろんなことにトライしていく若手を中心に、いろんな世代や立場の人を交えて話す場を提供できればいいなぁと思いました。

次回は7月開催予定です。お楽しみに〜!


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