見出し画像

信州学び円卓会議 県民意見交換会 in風越学園

軽井沢風越学園で開催された「信州学び円卓会議 県民意見交換会」に参加。ずっと行きたかった風越学園。今日の会では安曇野市の仲間にも声をかけ、安曇野から軽井沢まで向かう車内の中から教育について話ができる楽しい時間だった。

そして、風越学園。屋外では、幼稚園児や小学生の子どもたちが庭で遊んでいたり、ご飯を食べていたりしながら、自由に過ごしていた。校舎に入ると、生徒たちが受付、誘導。会場に入るときには「飴」をもらい、その飴の種類でグループ分けがされているのが面白い。ちなみに私の飴ははちみつだった。校舎の中は、まず図書館の圧倒的な迫力に驚いた。本を中心に校舎が設計されている。通路や階段でも本を手に取ることができる環境は、自然に本に親しむことができると感じた。

県民意見交換会では、生徒たちが進行役を務める。ここでも驚いたことが、生徒がただ原稿を読んで淡々と会を進行をしていくような形ではなかったこと。生徒たちが、これまでの学校生活で経験してきたこと、そこから悩んだこと、葛藤したこと、学んできたことを自己開示して、自分の言葉で堂々と伝えていた。その姿がとても素敵だった。

学びの環境についてグループで話し合った際には、多様な人が関われる環境、挑戦できる環境、失敗が許される環境、一緒に励む仲間や見守ってくれる大人の存在など、大切なことがあがる。大人も子どもも自分たちの経験に基づいて話をする。年齢が上や下は関係なく「対等」な対話。会話が弾む。グループでの話し合いも楽しい時間だった。

そして、また、ここでも高校入試の話題がでる。調査書や学力だけで測られてしまう現状の試験。義務教育の学びの出口が現在の入試制度ということに不安の声が出る。今回の円卓会議で高校入試をどのようにしていくかは大きなテーマの一つでもあるように思う。これからの動向に注目したい。

あっという間の2時間で、来て良かったと感じた1日だった。この日のために準備をしてくれた生徒の皆さん、学校の皆さん、運営の皆さんに感謝。そして、今度は1日じっくりと風越学園を参観したい気持ちを強くした。できれば一人で参加するのではなく、学校の先生と一緒に行って還元できるようにしたい。

そして、今日の場で学んだことを活かしていきたい。
今度、会を開催するときには、今日の生徒のように自分の思いを開示するようなインストラクションをしたい。今日のような話しやすい場作りも意識したい。子どもと大人もごちゃ混ぜになって教育について考える場もつくりたい。いろいろとやりたいことで溢れる。善き一日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?