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2日、2週間、2ヶ月、2年・・・、??

コロナ騒動がひと段落して、

夜の街に人が戻って来たかというと、

他の街のことはよく分からないが、

こと神保町の錦華通りに関していえば、

まったくそんな様子はない。


一瞬、賑わったと思っても、


またすぐに静かな街に舞い戻る。


一進一退。


そうすぐには「元の世界」には戻ってはくれないようだ。


ところで、


これは、コロナがあったから、どうこう言うわけではないのだが、


この街で店をやるにあたって、長年かけて身に付いた習慣というか、


「暇になっても落ち込まない術」のようなものがあるので、


僭越ながら、ここで伝授差し上げておこうと思う(笑。


それは、


何事も、「ペアで物事を考える」というものだ。


今日、たまたま駄目だったとしても、「明日はなんとかなる」と考える。


今週、たまたま駄目だったとしても、「来週はなんとかなる」と考える。


今月、たまたま駄目だったとしても、「来月はなんとかなる」と考える。


今年、たまたま駄目だったとしても、「来年はなんとかなる」と考える。


身に起こった現象を、常に複数のペアとして捉え、そのどちらかが良ければ、


まあ、とりあえず「OK」とする。


サイクルはなんでも構わない。


1日でも3日でも、1週間でも3週間でも、1ヶ月でも3ヶ月でも、


でも、うちの場合、なんとなく


2日、2週間、2ヶ月、2年、くらいの単位で回っているような気がする。


これぐらいのスパンで、風向きが変わって行くようだ。


「要するに、問題の先送りでしょ。」と思われるかもしれないが、


とりあえず今の落ち込みを防ぐ、


応急処置にはなる(笑。


これは何も仕事に限らず、スポーツの世界でもよく使われている術で、


テニスのセット、野球のイニング、ゴルフのホールなどなど


長丁場のスポーツになればなるほど、目の前の結果に一喜一憂しないよう、


取り入れられているマインドコントロール術だ。


物事には、常に「平均の法則」が働く。


今が駄目でも、次もそうとは限らない。

逆に言えば、

今が良くても、次もそうとは限らない。


負けても落ち込まず、勝っても奢らず。


実際、


店の忙しさなど2日どころか、2時間、いや2分でガラッと変わる。
暇だからとだれている場合ではない。

人の流れは2週間くらいで潮目が変わる。
なぜならどんなに仕事が忙しくても、人の気力はそれが限度だから。

お客さんに何となく不満を持たれて帰られた場合。
その影響は2ヶ月ほど続く。「人の噂は75日」とはよく言ったものだ。

景気のアップダウンはやはり2年くらいが波長のようだ。
リーマンショックや、震災も、2年も経つと株価は元に戻る。


そんなこんなが、20年以上やってきて、得た知見(??)だ。


次の2日、

次の2週間、

次の2ヶ月、

次の2年、

次の・・・・、20年??


うーん。それは、ちょっと(笑。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

冷蔵庫、冷凍庫もちょうど20年で入れ替えました。彼らに聞いてみます(笑。

お待ちしております。


September / Lemongrass
Lemongrassmusic
2010

 (本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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