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けっきょく「電話」世代

10月1日より「適格請求書等保存方式」(いわゆるインボイス制度)が開始された。

諸々検討した結果、当店この方式を選択することにした。


今後も賛否両論ある制度だとは思うが、


何卒宜しくお願い申し上げます。


それはさておき、

当方、こういった制度・登録に際する申請手続きが至極「苦手」である。

特にそれが、最近主流の「ネットからの申請」だったりすると、

輪をかけて苦手意識が強まる。

「別にそんなの誰だって嫌いだよ。」

と、言われるかもしれないが、

そういったレベルを超えて、はるかに「不得手」である。

まずもって、何事もなくすんなり最後まで進んだ試しがない。

よって、増々「苦手意識」が強くなっていく。

今回のインボイス制度も、無事終了するまで憂鬱でならなかった。

申請するまで、相当な期間があったにもかかわらず、どうするかを散々迷って手続き開始が遅れたのは、この制度の是非を考察する時間を要したと言うよりは、申請そのものの「苦手意識」さゆえに他ならない。

ようやく重い腰を上げて取り組んだのが8月の初め頃。

登録まで2ヶ月かかると言われていたので、10月の開始までギリギリだ。

e-tax(電子申告)経由でやると速いと言う話だったのだが、

そもそも、このe-taxの登録がまだ未済。

そこからのスタートになった。

そして、

案の定、

まずそこから「つまずく」。


何がどうしてそうなるのかわからないが、

どうやっても上手くいかないかない。

もう、これは人格的に国から拒絶されているんじゃないかと思うほどだ。


右にも左にも行けなくなって、

そんな時、どうするのかというと、やはり最終手段は、

「電話」である。


前述のインボイス登録の際も、

結局、e-taxヘルプセンターの方に多大なご尽力を頂いた(謝。

かれこれ、1時間半あまり。

最終的には、「え??そんなとこでつまずくの??」

というような、ヘルプセンターのお姉様も呆れるような内容だった。


しかし、これは何も今回に限ったことではなく、毎度毎度、僕の場合、普通の人では考えられないようなイレギュラーなミスをしていることが多い。


多分、常人とはちょっと違うところにネジがハマっているのかもしれない。


結局、今回も

・e-tax申請
・インボイス登録
・それに対応するレジの設定

と、全ての行程で、「電話」のお世話になった。


本当に申し訳なく思っている。


「こういう人もいるって、参考になったでしょ。」


という冗談も、もはや笑ってはもらえなかった。


しかしそれもこれも、


こういった「電話」の窓口があればこそ。


今後、こういった「電話」の窓口のたぐいは、減らされる運命にあると思う。


特に、僕のような「面倒臭い」カスタマーがいればなおさらだ。


話変わって、

逆の立場から。

先日、いわゆるカスタマーセンターのようなところで働かれている方が、

こんな事を仰っていた。

「あ、そういう電話って、55歳を境にグッと増えるんです。」

なんでも、社会人になったときに、パソコンが1人1台だったかどうかが別れ目だそうだ。

来年55歳。

「電話」の窓口存続のために、くれぐれも言葉選びには注意したいものだ。

まだ、「人の声」で安心する世代っているのだ。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

お店の予約は電話でも承っております。営業中の早い時間帯だと助かります。

お待ちしております。

fahrenheit fair enough / telefon tel aviv
PLANCHA(original : Hefty Records)
2016(original : 2001)

(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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