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改修防災屋の記録26 前編

改修防災屋の記録26 前編 

2013年12月

とある大きな工場の感知器増設工事を行っていた時でした。
P型だった火災受信機が工事期間内にR型に更新されていました。

僕の担当している改修工事と受信機交換工事は担当部署が違ってお互いの情報共有がなくちょっとしたトラブルになりかけましたが、R型とは言っても感知器はP型対応の既存利用で、各感知器回路一次側に中継器を仕込んだだけの物だったのでこちらの工事に直接影響を与えるものではありませんでした。

通常火災受信機を交換した場合、防災センターの方への取り扱い説明があって然るべきなのですが、そういった説明が全く行われず困っていると警備の方から相談を受けました。

本来僕が手を出すべきではなかったと思うのですが、そりゃあ困るだろうなと思い来週行われる消防検査後に簡単に取り扱い説明をするので、他に説明を受けたい方がいたら誘ってくださいとその日の防災センター担当者に伝えました。

消防検査当日、僕の担当する自動火災報知設備と別で屋内消火栓設備の工事もやっていたらしく、消火屋さんと合同での消防検査。

僕が想像してたよりずっと大規模な消防設備改修を行っていたらしく、消防官も5,6名きていて物凄く緊張したのを覚えています笑

僕の工事は感知器増設しただけなんで緊張虚しくあっさり終わりました。
感知器の試験から始まり、そのあとは消火屋さんの検査の手伝いをしました。

消防検査は無事終了。挨拶を済ませて受信機復旧のタイミングで火災受信機取り扱い説明会をしました。

その様子を消火屋の社長さんが見ていたらしく、名刺を渡され後で連絡ほしいと言われました。片づけを済ませ、元請けに挨拶をし現場を出てすぐに社長に電話をかけ。三日後くらいに打合せの日程を決め、会って話すことになりました。

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