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【日記】うどん屋のBGM

どうもGrooki(グルーキ)です。

今日の昼はうどん屋で肉ごぼう天うどんを食べた。

他の地方もそうなのかはわからないけど、福岡県はわりと、いたるところにうどん屋がある。ああ、まぁ香川県もか。

今回行った店も、家からちょいと行ったところにある、子供の頃からの馴染みの店だった。

この歳、この体重になるまで(3桁)いろいろ食い道楽してきたけど、自分の生活・人生の中で身近だった店の味は、なんてったってうまく感じるものだなぁと思う。

ただ、ここ数年、なんとなくどの店にも雰囲気に違和感を感じていて、最近その正体がわかった。

店内BGMが、演歌じゃない。

これも僕の住んでるところのローカル事情なのか、全国的な現象なのかはわかんないんだけど、僕の子供の頃は、だいたいどのうどん屋に行っても、店内BGMは演歌だった覚えがある。

演歌をたまに耳にすると、うどんだしの味を思い出すくらいには刷り込まれている。むしろ、歌からうどんだしの味を感じない演歌歌手なんてダメだね……などと、へんな審査基準まで養われちゃってるまである。

記憶をたどると、僕が大学時代……21歳ころなので、2002年……21年前だ……大学近くに「店内BGMにジャズが流れるうどん屋」ってコンセプトの店ができて、友人たちと面白がって通ったのが、うどん屋と店内BGMをしっかり意識した最初だった気がする(そのうどん屋、店内もおしゃれで、味もおいしかった)。
それまでは僕の中では確かに、うどん屋の店内BGMは演歌、ってイメージだった。

その後、映画「UDON」(2006年公開)が公開された頃くらいから、世間の流行りに疎い僕でも体感するくらい、讃岐うどん系の店……しかも若者ウケも良さそうな雰囲気の店が、主に都市部でポコポコとできた。

Wikipediaでは、2002年ころ「第4次讃岐うどんブーム」があったとされているので、僕の体感はそう大きくは外れてないと思う。

地元に帰って就職してからは、それらの店にはもう行けてない。
味もなかなか美味しかった店ばかりだったけど、今もやってるのかな……?

で、そういう時代の流れの中で現れた新しい店たちの中で、店内BGMに演歌を流してる店は、皆無だった。
その流れに乗ったのか、昔からある近所の馴染みのうどん屋でも、気づけば演歌は流れなくなっていた。

まぁ、店のコンセプトとして、例えばジャズだけ流す、とかならまだいい。
でもだいたいの店は、ラジオかテレビを店の片隅で流しっぱなし。
ひどいところでは、Jポップ系の有線放送……わかるだろ……聞いたこともないアイドルグループの最新曲ばっかりのチャンネル……が流れっぱなし。

うどんだしの味を感じるようなアイドルグループの歌ってのは、いまだ耳にしないな。

演歌が流れているうどん屋……探せばまだ生き残ってるかもしれない。
地元の中でも、しばらく行ってない店はけっこうあるので、改めて、食い歩いてみるかな。