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ルームシェアの闇と異文化理解✏

こんにちは!ようこそ!allieです;)

お久しぶりです~。みなさんお元気でしょうか?
ちょっと今日はハッピーなパワーは伝わらないかもしれませんが、最近の悩みを書かせてください。ルームシェア生活についてです。

私は今オランダに留学中で、大学へは歩いて通えるような場所に建つシェアルームに住んでいます。シェアしているのはガーナ人の女性で、私よりも7つ年上です。お互いに1年間の留学なので、その期間中は一緒に過ごすことが決まっています。
すでに約半年間一緒に生活してきたのですが、それがだいぶ限界が近づいてきたのでちょっとここに吐き出そうかと思った次第です。
(後で振り返った時に笑い話になることを祈って笑)

何が問題かって文化の違いなんです。
社会学を学んできた一学生としては、「異文化理解」なんて言葉、飽きるくらい聞いてきたのですが、これが想像をはるかに超える難しさで、不可能なのではないかというところまできました…。

まず、私たちが住む部屋にはキッチンが付いているリビングルームと、シャワーとトイレが一緒になったバスルームと、寝室があります。寝室は俯瞰したら真四角です。もちろん壁やドア等の仕切りが一切ない部屋なので、部屋の端と端にベッドが置かれているとは言え、寝ようとすると相手の音や光は気になってしまうような空間です。初日はこの部屋で寝ようと試みたのですが、彼女のいびきが怪獣並み(盛っていませんよ!)だったので、結局私はリビングのソファで寝ました。2日目は、「きっと昨日は物凄く疲れていたせいでいびきが怪獣だったのかもしれない」と考え、同じ部屋で(自分のベッドで)寝ようとしました。

でも!!やっぱり無理だったんです~!
耳栓やイヤフォンで聴く大音量の音楽を軽々しく超えてくるいびきで眠れないんです!!笑

その翌日あたりから、彼女に事情を説明したうえで、リビングに自分のベッドを移動させて寝るようにしました。そしたらドアが1枚あるため、だいぶ改善されました。プラスアルファで耳栓なんかしたらもうばっちり👍(彼女が原因なのになぜ私がその部屋を明け渡したのかと疑問に思う人がいるかもしれませんが、私がリビングルームに移ることで改善されるのなら更なる議論を設けるよりも楽だと考えました。)

・・・でもこれから問題が多発するんです。

私は1ヵ月ほどかけて、リビングルームにカーテンで仕切った“私の部屋”を作ったんです。(友達には何このゲル(移動式住宅)みたいなの?と言われるような出来です笑)
このスペースは、今では彼女の部屋となったかつての寝室と同じくらいのサイズなので大きさには満足しているんですが、なんせ仕切りがカーテンなので、まずキッチンから香ってくるアフリカ料理独特のにおいや、早朝から行われるミキサーの音などに悩まされました。
それから、寝室からバスルームや玄関に向かうには一度リビングルームを経由しなければならないので、真夜中や早朝のドアの開け閉めの音がとても苦痛です。もちろん、その開け閉めを静かにしてくれる思いやりが彼女にあれば何も問題は起こらないんですが、それが驚くほど微塵もないんです!笑 それから、リビングルームで寝ている私ですが、私が風邪を引いて寝込んでいるときに彼女が友達を2,3人呼んでリビングで楽しくおしゃべり会を始めた時には、あきれてものも言えませんでした。(当然そんな元気もなかったわけですが。) この世の中にはこんな人種もいるんだ!と驚きました。

これらのほかにも、トイレットペーパーを新しいものに変えないとか、夜遅いのにドスドス(これもまた怪獣のように)歩くとか、シェアルームだというのにトイレで長電話をするとか、キッチンでイヤフォンを使用せずにスピーカーモードで長電話をするとか、洗い物を溜めこむだとか、お互いが困っていた水道の不具合を私がアポイントをとって修理完了したのちもありがとうの一言もないとか、挙げればきりがありません。ちなみに彼女の声量は通常モードで大声なんですが(イメージはジャイアンが最適かと)、それでされる長電話はたまらんのです(汗) 

全てには触れられないのでトイレットペーパーや足音については伝えていませんが、電話の話や料理の時間帯等については話し合いました。その時には彼女もひそかに抱いていた不満を伝えてくれました。私もそこで気づかされたことがあったのでお互いに学べて良かったと思います。ですが、1か月、2か月と時間が経つにつれて私が悩まされていたことはまたぶり返すんです…。

今まで話し合いというか、意見を言い合うような訓練をしてこなかった私には(多くのアジア人が持つ特徴であると台湾人や、ギリシャ人、シリア人、オランダ人の友達は言っていました。)そういった不満を面と向かって言うことには抵抗があり、いざ言うときには相当の勇気が必要です。この緊張は、塾で数十人を相手に授業してきた緊張の比ではありませんし、まして50人以上いる塾長レベルのおじさま先生を相手に「起立!礼!」と号令を掛けたときの緊張の比でもありません!(あ、これは各地区塾合同の講習会成績報告会で、子どもたちに向けて行われた実際の講習会のデモンストレーションを、おじさま先生を生徒と仮定して言うように頼まれた時のことです笑)

とにかく大変で、話し合った際に「わたしはここの家賃を払っているんだから、好きな時間に何をしてもいいでしょう?わたしの生活を縛るようなこと言わないでよ。」と理解に苦しむ論理を並べられた時には、「私も家賃を払ってここに住んでいて、ましてやあなたが原因でリビングルームに寝る羽目になっているんだけど。」と意見しましたが、彼女には全く伝わりませんでした。

ただ幸いなことに、ここまでの期間に3週間だけパラダイス期間があったんです。
クリスマスから新年にかけて、彼女が1歳の子どもが待つガーナに一旦帰国したときのことです。(子持ち!と思ってる方。そうなんです。はい。)

それまで広いリビングルームであるにも関わらず、彼女がいることからハウスパーティなんて開催したことがなかった私ですが、やっとそれを開催することができたんです!最終的に3週の間に3回、平均10人を呼ぶパーティをしました(笑)
誰の目を気にすることなく、シェアルームならではの大きなリビングルームを仲間とフル活用できて本当に最高でした。
それから、一人で部屋を使っているときの睡眠の質が最高にいいことにも気が付きました!朝、誰の生活音にも邪魔されずにぐっすり寝られる生活空間がどれだけ自分にとって重要なのかよくわかったんです。

いや~正直コロナ禍で帰って来られないのでは?と期待してみた日もありましたがパラダイス期間は終了してしまいます。

もう話し合いをしてもどうにもならないとお互いが悟っているように、それ以降は冷戦のようにお互いを避けている状況です。(親や兄弟との関係で経験ある方、家の中で繰り広げられるこれは地獄ですよね...)

私は出会いには意味があるし、どんな出来事も必然だと考えているので、彼女との出会いは自分の弱いところや、こんな風にお互いに分かり合えない人が地球上にいるということ&対処法を学ぶためだったのではないかと思っています。でも、だいぶ限界で、先ほど寮の管理会社にルームメイトの交換や部屋の交換ができないかメールをしてみたところです。

本来であれば、家賃補助もオランダ政府にお願いできるのですが、シェアルームの場合2人の同意(生活に係る経済情報の提供)がなければできません。その制度を知らなかった私は、彼女が「補助金申請できるみたいだからしたいんだよね」と言ってきたことで知りました。だからその後、いろいろと検索をして申請の仕方が分かった時点で、申請してみようか。と提案したところ、そのころには彼女の心は変わっていて、私は奨学金もらっているからできないかもと…。でも話を聞いていくと彼女がもらっているのはオランダ政府の奨学金ではないので申請できるはずなんです。(一生懸命オランダ語を使って、補助金関係を扱う機関に電話もして確認しました。)「とりあえずやるだけやってみようよ。」と声掛けをしたにもかかわらず、「いや、何か問題に巻き込まれても嫌だし無理。」の一点張り。全く合わない2人の共同作業は非常に困難です(涙) これに関しては文化の違いというか、私にとって完全な不利益なのでこれはおかしい・抗議して良い案件だという結論に至りました。(ちなみに彼女弁護士なんですがー!)

さて、寮の管理会社からどんな返信が返ってくるかはわかりませんが、ここまでの共同生活で自分ができる限りのことはしてきたつもりなので、周りの友達の声にも背中を押され、自分のメンタルを守るために一歩行動してみました。
良い返事を待ってみたいと思います。
後でこの日記を振り返った時に、あ~こんなこともあったよな、わたし頑張ったわ(笑)
と笑える日が来ると思うので、なるべくポジティブに、なるべく嫌な奴にならないように今を乗り越えたいと思います。

最後に、やっぱり文化背景が違うって、とても大きなことです。それぞれの普通が大衝突しちゃうから。それは確かなんです。でも人を思いやるそのやり方はそこまで文化差ないと信じてきたんですがそれは違うのかな~~~~。・・・今は考えてもよくわからないので、今日もリビングルームでわいわいしているルームメイトとその友達の横を通ってバスルームに行ってきます!シャワー浴びて耳栓して寝よ!!

心が怒りと悲しさでいっぱいになっている中、それを無理やり学びに変えようと書いている文章なので、いつもよりもテイストが違ってしまっているかもしれませんがお許しください!なにかアドバイス等ありましたらコメントでもImstagramのDM(@groene_dagboek)でもお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします💦

それではまた次回♡

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