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21 教師としてのわたしが大切にしていきたいこと

 おはようございます。

 先日、道路の一部陥没に気づかず、そのまま突っ込んだ結果、タイヤをパンクさせてしまいました。

 アンラッキー…

 レッカー車で運んでもらい、ホイールは変形した部分は金槌で元に戻してもらい、タイヤは残念ながら新品購入となりました。

 7370円…

 節約をしている身としては、痛い出費でした。


 レッカー車が来るまで1時間ほど車内で待機だったので、鈴木惠子先生と宇野弘恵先生の「心を育てる」を読みました。

 鈴木惠子先生の文章を読んで、温かい人間味と実力、謙虚さなど全てに惚れました。

 ネットで「鈴木惠子」と検索してみると、明日の教室シリーズで音声ダウンロード版がありました。

 「教師にとって本当に大切なもの」と題した講演音声データ。

 800円でした。

 もうですね、感動してしばらく体が硬直した感じでした。

 心が震えました。

 「本物の教師とは、こういう先生のことを言うのだ。」

 第一声を聞いた途端、直感でそう感じましたが、講演を聞く中でそれは確信に変わりました。

 鈴木惠子先生の声から、温かな人間味が滲み出ていました。

 声から伝わる温もりに、わたしは感動しっぱなしだったのです。

 鈴木惠子先生が大切にしてきたことは3つです。


1 子どもの気持ちに共感すること

2 子どもを主人公にすること

3 子どもと共に熱中すること


 わたしは、鈴木先生の講演を聞きながら、涙を流しました。

 こんなに子どもの成長を願っている先生がいるのかと。

 こんなにも子どもに対して深い愛を与えている人がいるのかと。


わたしは、未熟者ですが、今日の鈴木先生の講演を聞いて、完全に火がつきました。

 教員人生としての指標を指し示してもらったと確信しています。

 わたしは、1ミリでも鈴木惠子先生に近づきたいです。


 子どもの気持ちに共感する力は、わたしはあるかと問われれば、自信がありません。

 そんなこと、普段考えたこともなかったからです。

 だから、今まで担任してきた子で、きっとわたしによって傷つけられた子はいるはずです。

 そのことを思うと、胸が痛みます。

その子たちへの謝罪の気持ちを胸に抱きながら、わたしは少しでも子どもの気持ちに共感を示す力をつけていきたいと思います。

子どもに寄り添っていきたいと思います。

子どもへの共感的理解力を高めていきたいと思います。

家庭と学校、職員室をそのトレーニング場とします。

 それが教師としてのわたしの指針としていきます。


 また、授業では、子どもを主人公にすることを常に意識していきたい。

子どもの発言をしっかり聞くこと。

そして、価値づけること。

このスタンスを、まずは教師が示し、子どもたちに広げること。

 このことを大事にしていきたいです。



 そして、授業や行事など、学校生活すべての場面で、子どもと共に熱中する時間を少しでも多く創っていくこと。

 わたしは、どちらかといえば、一緒になって熱中する教師ではありませんでした。熱中するのは子どもたち。教師はそばで見守っている。

 そんなスタンスでした。

 でも、その時間って、自分にとって本当に幸せだったのかといえば、正直自信がありません。

 わたしは、鈴木先生の話を聞いて、子どもと一緒に熱中してみようと思いました。

 その方が、楽しいかもなと思うのです。

 一生の思い出に残るのではないかなと期待しているのです。


 ところで、わたしは、今年度、町優秀教員賞(学級経営部門)を頂きました。

 ありがたいのですが、わたしがわたしの実力を一番知っています。

 正直、今のままでは受賞に全く相応しくありません。

 教育長から激励の言葉をかけられながら受賞した時は、内心、戸惑っていました。

 その時は、ありがたく受け取ったのですが、決して堂々とした態度で受け取ることはできませんでした。

 わたしは、まだまだなのですから。


 あと4年で、わたしも40代です。

 体力もどこまで続くかわかりません。

 だからこそ、今、この時が本当の意味でのスタートだと言い聞かせて、子どもと共に本気で熱中してみようと思います。

 来年度が本当に楽しみになってきました。

教師としての原点に立ち返り、自分の全力を子どもたちにぶつけていきたいと思います。


 わたしは、教師としての誇りを取り戻していきたい。



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