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【15年間】重度のネット依存を克服したたった一つの方法~死の恐怖から逃れて~|芸能人の自殺から

このnoteを書いているのは、長年一日中ネット中毒だったアラサーの引きこもりです。

現在も引きこもり真っ只中ですが、社会復帰を目指しているところです。

どんなに決意を新たにしても、ネットの時間を減らすことができませんでした。

ネットをし過ぎると、無気力や妄想がひどくなります。
私の場合は一日中起き上がれず、誰かが悪口を言っているという妄想が止まりませんでした。

スマホはブラックボックスです。
某Yニュースを1時間に何度もチェックしていました。
新しいニュースがないときもあります。
でも、時々びっくりするようなニュースが目に飛び込んできます。
その高揚感を求めて、再びチェックしてしまうのです。

ほしい情報が出たり、出なかったりする。これがゴシップ依存になる仕組みです。
気分もかなり左右されます。
ニュースによっては、怒りすら湧いてきます。

起きてすぐ布団のなかでスマホでニュースをチェックします。
その習慣によって、これから良い一日にしようとしても、ネットのことが頭から離れなくなります。

芸能人の熱愛、不倫、炎上、自殺・・・
きっかけは好きだった同世代の俳優の自殺のニュースを見たことからでした。
とても最近のことです。

悲しくてたまりませんでした。
夜、YouTube動画を連続して見ては泣いていました。
しかし、次第に疑問を抱き始めました。

俳優の死に便乗して、違法に過去のテレビ番組をアップロードして儲けようとする人が次々に現れたからです。
私も広告が付いた動画をたくさん見ました。

お金は違法アップロード者に入ります。
違法動画をタダで見ることは、見る側もある意味罪を犯しているのかもしれません。

ニュースサイトの憶測、家族、生い立ち、知り合いの証言がどんどんアップされていきました。
某週刊誌の有料記事まで読んでしまいました。
ただ、突然の死の理由が知りたかった。

今後も当たり前に映像作品を見ながら年齢を重ねていけると思っていたのでショックでした。

次第にうつ状態になりました。
もともと長年うつ状態なのですが、もっと深い闇に入った感覚がありました。
ニュースから逃げなければ、自分が危ないと感じました。

ネットのネガティブな情報を避けることしか、身を守る方法はありませんでした。

どんなに決意をしても距離を置けなかったネットから、自然と離れることができました。

その日以来、ネットとうまく付き合っています。
ニュースサイトは見ていません。
ですが、ちょっとした調べ物の際、意図せず目に入ってしまうことはあります。

テレビのニュースにも感情を揺さぶられてしまうので、ワイドショーを見るのはやめました。
家族がテレビを付けていたり、病院の待合室でテレビが付いていることはあります。

同居している家族には世の中の情報を教えないでほしいと伝えておくといいと思います。

自分を守るために、情報から逃げよう逃げようとしています。
現代では全くゼロにすることはほぼ不可能ではないかと思っています。

急に目に入ってしまったニュース記事に目を背けて、見ないようにすることがあります。

私にとっては交通事故に遭わないように気をつける感覚に近いです。

ネットニュースを見ない生活を始めてから、精神的にとても楽になりました。

今までは、妄想、フラッシュバック、無気力に悩んでいました。
それらが軽減され、少し妄想の癖が残っているくらいでしょうか。
ニュースサイトを見る習慣を止めて間もないですが、もう戻らない自信があります。

ネットニュースで寂しさを紛らわせていると思っていました。
社会のことを知っておかなければならないと思っていました。
やめても本当に必要な情報は自然と入ってくるものです。
何一つ困ることはありませんでした。

何かしていないと、余計なことを考えてしまうから・・・と
食事中もスマホ片手にネットニュースを見るほど一日中手放せませんでした。

やめてみたら、過去のフラッシュバックがおさまりました。
あっても一日に一度程度で、ループされるような激しいものではなくなりました。

寝る前は、kindleを使っています。
これまでは、目が疲れて自然に閉じるようになるまでスマホを見ていました。
ですが目が冴えてきて、眠れるまで何時間もかかっていました。
寝ても疲れが取れません。

何もせずに眠ることは難しかったので、スマホをkindleに持ち替えました。
Kindle paper whiteは目に優しいのでおすすめです。

YouTube依存もおさまりました。
以前は、「YouTube・食べる・寝る」という毎日でした。
1日10時間以上動画を見ていました。

今は、おすすめ動画に出てきてもスルーできます。
良質な海外の英語レクチャー動画を活用して勉強しています。
受動的から、情報を自ら選んで見るようになりました。

集中したいときは、勉強用にアカウントをもう一つ作るのもいいですね。
おすすめ動画には、それに関連する動画しか出てこないので、気が散ることがありません。

ネット依存は麻薬と同じです。

他人の不幸は蜜の味。恐ろしい言葉ですが、刺激的なものほどやめられないのです。
芸能人が叩かれているのを見るのは、いじめの傍観者に近いものを感じます。

有名税だと言う人もいるかもしれないけれど、
ゴシップを見て楽しんでいる自分は非常に低俗だと思いました。

このような状態のまま、少しでもよい人間であろうと望むことは相反していると思いました。

ネットを見ていた頃は、毎晩のように悪夢にうなされていました。
それだけ精神的にレベルが落ちていたのだと思います。
一刻も早く、ゴシップから離れて精神的に楽になりましょう。

私は自分が死んだら、芸能情報やテレビが見れなくなることだけが気がかりという人間でした。
あの世でネットやテレビはあるのか、真剣に考えていたほどです。
それほど、ゴシップやテレビが大好きでした。

毎日死にたい、消えたいと思っていました。

ネットを止めた今、精神的に安定しています。


不安定な方は、人一倍感受性が強い可能性があります。

有名人のニュースを自分のことのように感じて、苦しくなってしまうことがあります。一緒にネットニュースから離れましょう。

自分の人生が大事です。

私は人生の主役舞台に立っていることを知らず「いいです、いいです」と木の陰から芸能人を見ていたのです。

芸能人の活躍が輝いて見えて、ずっと羨ましいと思ってきました。


ですが、表舞台で笑顔を振りまいていても、その裏では泣きながら活動している人もいるのではないかと思いました。

望んで俳優女優さんになったというよりも、美貌や才能を周りが放おっておかない場合が多いのではないでしょうか。

スカウトなどで若い頃から仕事を初めて、普通の職業につきたくても、許されなかった。

そのように考えたとき、羨ましいという気持ちが消えていきました。


どうしても好きな芸能人の情報が気になるなら、20年30年後に見たらいいと考え方を変えました。

その時はあの憧れの有名人も年齢を重ねています。

自分自身も落ち着いているでしょう。


その時、その人がどのような人生を歩んできたか知るのもいいでしょう。

良くも悪くもネットの情報は消えずに残ります。

見るのは少し未来にとっておきます。

そして、自分の人生を生きていこうと思いました。


人生の半分以上をネット依存でムダにした生活から、やっと抜け出せました。

ネットに依存していたときは、不幸であったと断言できます。

ネット依存克服は私の長年の夢でした。


数年前「そういうものは(ゴシップ)見ないほうがいいよ」と言っていた父の言葉が今やっと理解できました。

克服できた自分を誇りに思います。


まとめ

ネット依存を克服するためには、ネットニュースを見ないことが一番です。

動画は有料配信サービスで見ることで、自然とYouTubeから離れる事ができます。

タダより高いものはないです。


あなたの命はとても大切で尊いものです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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