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私の好きなもの


初めましてからかなり時間が経ってしまった。笑
ちゃんとしようと思うと、
なかなか文字が書けないものだよなぁ。

気楽に、何も目指さない、今この瞬間思った気持ちを記して行きたいと思います🌱𓂃 𓈒𓏸



題名にもある通り、今日は
"私に光を与えてくれたもの"
について話していこうと思います。

私には好きなものが沢山あるので、光を与えてくれるものも沢山あるってことなんだけど
そのうちの一つを今日は話したいなと。


今日は人物です。
その方は「sorato」さんという方で、
不安症の本を書いてらっしゃいます。
パニック症、広場恐怖症、全般不安症、社会不安障害など、そういった症状を持った方々の助けとなってくれると思います⸜🌷︎⸝‍

noteもやってらっしゃいます⬇️


そして、私の光となってくれた本。
soratoさんが出版して下さった本です。⬇️


最近新刊も出ました。
社会不安障害の方へ向けた本です。⬇️


これらの本を読んで、本当に人生が変わりました。

別に言う事でもないと思い、
ほとんどの人に言っていなかったんだけども
6年前、突然パニック発作が起きて
そのまま「パニック症」になってしまい、

(呼ばれ方は色々あるみたいですね。広場恐怖症でもあると思います。逃げられない場所や特定の出来事により発作を起こしたりします。)

それに伴い、全般不安症、強迫症、嘔吐恐怖症のような症状も併発するようになりました。
特に酷かったのは嘔吐恐怖症です。

現在は回復に向かっています🌻*.゚
(今でも時々発作は起きるし、不安や強迫観念に駆られることもあります。だけどかなり回復しました)


その症状が起き始めたときから今に至るまで、
メンタルクリニックには数回しか行ったことがなく
騙し騙し過ごしていました。
騙し騙しというか、認めたらもっと症状が悪化する…!
みたいな気持ちでした。

パニック症になって
今まで普通にできていたことができなくなり、
バスや電車が苦手になり、ディズニーランドが大好きな私はアトラクションに乗ることも出来なくなりました。
コンサート会場も怖い。ショッピングモールも怖い。
道を歩いてる時も怖い。
いつもトイレの場所を探して動く。
(万が一具合が悪くなった時逃げ込める場所だから)
それでも、生きていかなくちゃいけない。


突然発作が起きて気持ち悪くなったら……
突然息が出来なくなったら……
という思いで日常生活に支障をきたすようになりました。
その頃の私は、人生に迷い、歌からも遠ざかっていたため余計に苦しかったです。

日々、普通に生活することも辛かった。
だけどしんどいってことを家族にも見せられなかった。

でも、やっぱり歌いたかった。
この先の未来は何もわかんないけど、今はとにかく歌いたい。とにかく外に出たい。
なんにもわかんなくってごちゃごちゃになって、
思いついたことは歌が歌いたいってことだけだったんです。

そう思った私はまず散歩から始めました。
真夏の太陽の下、日傘をさしながら。
(日が落ちてから行けばいいのに……)

とりあえず毎日毎日、散歩だけ欠かさず行いました。
苦手な道があって、そこだけは一本道なので横道に逸れることもできず……
誰もが普通に通れるその道を、最初は通ることも出来ませんでした。

今日はやめとこう。
…いやでも昨日もやめたよな。
どうしよう。
…でもお水持ってるし…
でも逃げたくても逃げられない道だよ?

その葛藤の繰り返しをしながら、
えいっ!って通れる時は通って、
無理をせず時間をかけて克服していきました。

段々と回復し、電車が乗れるようになってきた頃。
(ちなみに今でもパンパンの満員電車はのれません。)
歌のレッスンに向かう気力も出てきて、
先生も見つけてレッスンに行けるようになりました。

最初に出た歌の発表会は発作を起こしたまま歌いました。
今思えば、どんな精神状態だよ…大丈夫かよお前…
ってツッコミたくなるくらいのギリギリの状態の中、
最後まで何とか歌いました。
途中、本当に気が遠くなりそうでしたがなんとか堪えて…笑
今は笑えるけど、当時は本当に本当に本当に、苦しくて怖くて不安でいっぱいだったのを覚えています。

指先がピリピリしてきて、呼吸が浅くなって、うっすら目眩がしてきて。
心臓が止まるんじゃないかと思うくらい鼓動が早くなって。
正直、今まで練習してきた成果を舞台で魅せるなんて当時の私には出来るはずのない事でした。

何度目かまで、
ほぼ発作を起こしたまま発表会に出ていましたので、
みんなは「うまく歌えるかな…」っていう緊張の中、
私は「途中で気絶したらどうしよう。気持ち悪くなったらどうしよう。恥かきたくない。怖い。」というコントロール出来ない不安に飲まれていました。

もしかしたら、二度と舞台に立てないのかもしれないって、一瞬頭によぎったけど、
どうしても、どうしてもそれだけは嫌だったから。

色んなことを少しずつ挑戦していた結果、
だんだん舞台上で発作を起こすことが少なくなり
「普通の人が感じる緊張」へ変わっていきました。

後々soratoさんの本を読み、「なるほど…だから改善してきたのか…!」と納得した点がいくつもありました。
詳しくは本の中に説明があります。

soratoさんの本の中にある、「体験の回避」をせず
発作が起きたままその場を味わっていたので
段々と回復に向かったんだとおもいます。


そしてプロフィール欄の所に記載のある通り、
現在はオペラ歌手として活動しています。
そして、ある時初めてプリマ(主役)をもらったのです。

心はウキウキ✨💓
しかし一瞬でその高鳴りは消え去り…
まっさきに頭をよぎった言葉がありました。

もし……
舞台上でパニック起こしたらどうしよう…!
もし気持ち悪くなって吐きそうになったら、
どうしよう。
舞台上じゃ逃げられない…
途中でやめられない…
どうしよう…どうしよう…!!

いちばん酷かった時期よりは回復していましたが、
まだ発作等は残っていた&あまりにも不安で慌てて色々調べ始め、sratoさんの本にたどり着きました。

きっと、心の病に悩まされている方の中で
私と同じように、
こういう気持ちや頭の中で止まらない声に
押しつぶされそうになる経験をした方は
沢山いるんじゃないかと思います。
なんならこの文章を読んで
「ドキドキしてきた…😞💦」
なんて方もいるかもしれません。


sratoさんの本と出会って、夢中で読み進みその日に完読して、何度も何度も泣きながら読んだのを、
今でも覚えています。

私は、自分が発作を起こしていても、
それを悟られるのがすごく嫌で
どんなに親しくても今この瞬間隣で発作が起きていても
「休みたい」の一言も言えず、涼しい顔をして耐え忍んできました。

道を歩くことが怖かった時も
たった1駅、電車に乗ることもできなかったときも
昨日乗れた電車に乗れなかった時も
発作が収まるまでホームの椅子に座って
ずっと泣いていたこともありました。


sratoさんの本を読んで、初めて自分が許せた気がしました。
そんなに頑張って生きなくて良かったんだと安心しました。


soratoさんの本に載っていることを踏まえた上で
色々試して見た結果、
舞台上では「普通の人の緊張」を感じられるようになり、車にも乗れるようになり、混んでいる電車、ショッピングモール、コンサートホール、映画館、苦手だった場所にも行けるようになりました。
(今でも苦手なとこあるけどね)

こんなこともありました。
ディズニーランドに行った時、一緒に行った彼に
「一緒に白雪姫とピーターパンに乗ってほしい」
と、お願いして、どちらも絶叫でもない子供向けのアトラクションに号泣しながらのりました。
(でも白雪姫ってちょっと怖いよね…🍎)

乗り物を待っている間にどんどん手は冷たくなり、不安もピーク、いざ入口まできて何回も、
「やっぱり辞めたい」って言いそうになったけど
不安のピークのままアトラクションに乗りました。

白雪姫もピーターパンのも、アトラクションに号泣しながら乗っている大人はもちろん私だけでしたが……
なんとか、2つ乗り物をこなせたんです。

私にとっては本当に大きな一歩でした。

少し長くなったので今日はここまでにします🐶
取り留めない文章になっちゃったけど、
これからも気楽に更新していきます✨

今後も、soratoさんの本のことや、
自身の体験から学んだこと、
不安症についてなどは取り上げて行こうと思います。

ぜひ、同じ悩みを抱えている方はsoratoさんのブログや本を是非見てみてください。

私は今でも読みますし、心のお守りにしています。
本当に本当に…この本を出版してくださって感謝の気持ちでいっぱいです。



怖いことも不安なことも苦手なこともあるけれど、
少しずつ自分の弱さを受け入れてあげられるようになってきた。
そして今私は、日々に感謝することが出来る。

本当にsoratoさんの本に出会えてよかった。




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