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プラントベースフードの市場規模

こんばんは、Grino編集部です!

東京では緊急事態宣言がようやく解除されそうな今日この頃ですが、実はこのコロナウイルスの影響でプラントベースフードが世界的なトレンドになっているのはご存知ですか?

アメリカではコロナウイルスの感染拡大を受けて、牛肉や豚肉の供給に影響が出ました。というのも、と畜場や食肉をパッキングする工場で従業員がコロナウイルスの集団感染が発生してしまい、昨年4月末までにカナダや国内有数の工場が閉鎖に追い込まれる現象が発生しました。その結果、食肉の流通価格は上昇してしまいました。

この肉不足の問題を受けてや、世界的な人口増加による食肉の需給バランスへの心配などによってプラントベースフードが注目されるようになりました。環境面や健康面から度々注目はされていましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、さらなる広がりを見せているそうです。

プラントベースフードへの需要は高まり、プラントベース食品市場は盛り上がりを見せています。そこで実際のプラントベースフードの市場規模はどのようなものになっているのか皆さんにご紹介します!

実は代替肉よりも植物性ミルクの方が売れている

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プラントベースフードと聞くと、よく代替肉が取り上げられることが多かったりするのですが、2020年3月に発表されたのデータ(出典:The Good Food Institute)によるとアメリカのプラントベース市場で規模が大きいのは

1位 植物性ミルク(20億ドル)
2位 チーズ、ヨーグルトなどの代替となる植物性乳製品(14億ドル)
3位 代替肉(10億ドル)

となっていました。
(代替肉についてはこちら!↓)

植物性ミルク

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普通の牛乳のような動物由来のミルクではなく、豆乳やアーモンド、ココナッツといったように植物から作られた植物由来のミルクのことを指します。
日本では主に豆乳が浸透しており、2020年3月から日本のスターバックスコーヒーでもオーツミルクの導入が開始されたこともあって、植物性ミルクを一度は飲んだことがある方も多いのではないでしょうか。

植物性乳製品

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植物性原料100%で作られているもののことで、動物性食品を使わずに作られた乳製品の代替品の総称のことです。
日本のスーパーやコンビニでは、牛乳を使った乳製品がたくさん並んでいますが、プラントベースのものとなると、まだまだ多くない印象です。

具体的にプラントベースの乳製品にはどのようなものがあるのか、プラントベースの乳製品として知られている3種類についてカンタンにご紹介します。

プラントベースチーズ
ワインには欠かせない食材の一つチーズは本当に美味しいですよね。
メインとなる原料が異なり、カシューナッツ、大豆、ココナッツなど元の原料に縛られない代替品ならではのバラエティの豊かで、乳製品を使った一般的なチーズと区別がつかないものも見かけるようになりました。

プラントベースヨーグルト
こちらもプラントベースチーズと同じで原料となる素材には様々な種類があり、オートミルクヨーグルト、ソイミルクヨーグルト、カシューミルクヨーグルトなど原材料によって味が異なるのものが多くあるのが特徴です。

プラントベースアイス
アイスクリームの大手ブランドで知られるアメリカのハーゲンダッツやベン&ジェリーといった老舗企業もプラントベースのアイスクリーム生産に参加しています。乳製品不使用でローカロリーなため、ダイエット中でも安心して食べられるアイスクリームです。

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先進国アメリカでは、代替肉よりも植物性ミルクの方が市場を大きく占めています。プラントベースフードの市場規模は食品全体の成長を5倍以上も上回っている程の勢いがあり、売上は過去2年間で29%も増加、2019年に50億ドルに達したそうです。すごい注目度です。
今後日本でも代替肉以外にも様々なジャンルのプラントベースフードが見受けられることになりそうですね!

参考
Freshtrax
植物性料理研究家協会

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