久々に映画でため息が出た話

告白-コンフェッション-を見てきました。
生田斗真さんの演技が好きなので、好きな俳優が出る映画は
面白いだろ?くらいのテンションで。

結論から言うと、ため息しか出なかった。
いや、出てる人たちの演技はマジ最高だったよ。
生田斗真さんは言わずもがな、ネジ外した演技がヤバい。
奈緒さんもヤバかった。インヤクチュンさんもすげえ。
なのにため息しか出なかった。悪い意味で。
なんでなのか、まとめてみた。
※ネタバレあるので、見たい人は気を付けて。











まず、概要から。(wiki参照)
大学の山岳部OBである浅井と石倉はたった2人で、仲間達と2年ごとに登るのが恒例の山、標高3000m級の尾張山を登っていた。今回に限って他の面々が都合がつかなくなったからだ。だが、2人は吹雪で視界を失い、石倉は足を踏み外して転落しかけた際に片足を強打し、骨折してしまう。本来宿泊する予定だった第3山小屋は近いはずだが、吹雪のせいで影も形も見えない。
そんな中、自らの死を覚悟した石倉は浅井に対して告白する。かつて事故死したとされる山岳部のメンバーの女性、さゆりを自分が殺したのだと。長年罪悪感を抱えて苦しんでいた石倉は告白を終え、晴れやかな表情をする。その直後、吹雪が弱くなったのに気付いた浅井が辺りを見渡すと、そこには目指していた第3山小屋があった。浅井は石倉を背負って山小屋に入り、ポケットに入っていたわずか20円の小銭で山小屋の公衆電話から救助を要請する。限られた通話時間の中、助けを呼ぶことには成功した浅井。だが、助かった石倉の中ではある後悔が芽生えていた。自らが殺人者であることを告白したことへの。

まず、漫画の設定が色々変更されてる。しかも意味のない改悪だから、おかげで全然着いていけない☆

あらすじにいる石倉は、なぜか韓国人留学生のジヨンになってるし、骨折はふとももの切り傷?になってた。(雪山で切り傷なんてあるの?)
あと、救助隊への連絡手段はスマホに変わってた。
だから、ジヨンがスマホを持ってないって嘘つくんだけど、その理由もほとんどない。

20年前の漫画をムリヤリ今の設定にしたからってこともあるけど、それによって進行のつじつまがまっったく合ってない。
山岳部の仲間もほぼ触れられないうえに、部の時の話は全部回想シーンだから、山岳部って浅井、ジヨン、さゆりの3人しかいないの?ってレベルだった。
しかもさゆりはセリフがない。
この人重要な役だろ!

回想でもマジで喋らないから、ジヨンがんばって説明してたよ…。そりゃ日本語も話したくなくなるわ。

あと後半で気になったこと。。
夢オチはどんなテーマでもやっちゃダメだろ!!!
それのせいで、もう何が何やらわかんなくなって、最後の展開も「はぁ…。そうすか。」としか思えなかったよ。。
夢オチはさ、それさえ入れれば何でもアリだから。
ラストがみんな生きてました!てへぺろ☆でもアリだし、
いきなり隕石落ちてきて人間絶滅したよ☆でもアリになるのよ。
だから最終手段じゃん。それをたった80分の映画でやっちゃダメ。責任から逃げるな!!!!

エンドロールを見ながら、なんでこんなことに?って思ったら
これ、フジテレビが絡んでるんじゃねえか…
そりゃムリヤリ韓国テイストを混ぜるよね。なっとく。


なんども言うけど、演者さん達の演技は素晴らしかった!
なのに、脚本が全部台無しにしてた。
だからため息しか出なかったってこと。

昨今、漫画の実写化問題で、かなり目につきやすいのに
よくこのクオリティでGO出したよ、フジテレビ。
そんな映画でした。

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