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女の美学 〜同情するならカネをクレ〜

たまに会う年上の方で「あの人かわいそう~」という言葉をわりと頻繁に使う方がいる。


ミスをした誰かとか、大変そうが重なっている人、立場的に弱者になっている人、苦労していそうな人に同情する。


心から同情しているのか、周囲に「優しい人」アピール的に大声で「かわいそう~」と言っているのかは、謎。


お世辞にも、誰が見ても優しい空気感みたいな温かさが滲み出ているタイプではない。


でもよく他者に同情するということは、共感性が強い人、人情味がある人なのだろうと思う。


そんな悪人ではない、いいところも勿論あるんだけれども、なんていうか誰とでも上下関係を築きたがる感じで圧が強い。


情に訴えかけるタイプの人なのかな、とは思っている。

感情が先走る、というか、

よくいえば情に厚いのかな、


でも、かわいそうじゃない目下のヒトに対してはとりあえず圧をかけて潰しにかかっているのか?と思うような言動が時たま見られるので、そんなに優しい人ではないんだろうと思っている。


対抗意識が剥き出しな言動に引いてしまったりする。


だから、そのヒトの「かわいそう」が、タイプの違うわたしの耳には、たまに上から目線に変換されて聞こえてしまう。


きっとそんなつもりで言っていないと思う。


なんも深い意味なんてない言葉なんだと思う。


でも、その人の「かわいそう」は何度聞いても、あんまり好きにはなれない。



困っていたら手を差し伸べる優しさは持っていたいけれど


わたしは基本相手を信頼してほどよく放っておく方が心地よくて好き。


同情でかわいそうと言われるより、黙ってお菓子でも置いてくれる人の方が好き。


同情するならカネをクレたまえ。


中年女に黙って金をくれる人なんておらんけど。


いや、いても怖すぎるわ。




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