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百貨店経営戦略【パレートの法則】外商顧客の特典

百貨店経営の戦略には、シャワー効果と噴水効果がある。

【シャワー効果】
集客力のあるレストランを上層階に設置して、降りる途中のお客様に何かを買ってもらうという戦略。レストランで食事をしたらその後買い物など。
シャワー効果は百貨店が出来始めた頃からの百貨店のセオリー。
催事場が上層階にあるのもこれらが理由である。

【噴水効果】
集客力のある食品売り場を地下に設置、それから上のフロアーに誘導する戦略である。  

【デパ地下のメリット】
・地下鉄からのアクセス良い
・調理設備の工事がしやすい  

【外商顧客の特典】
・担当者が欲しい商品を把握してくれる
・百貨店に行かなくても商品を購入できる
・百貨店のVIPルームを使用できる
・販売会の招待
・講演会やセミナーの参加が出来る
・入手困難、限定品も購入しやすい
・商品割引が適用する

【パレートの法則(80:20の法則)】
全体の収益の「8割」を上位の「2割」の常連客が産み出すこと

【店舗の形態(種類)】
・直営:本社が直接経営すること。
・FC:本部と契約を結びロイヤリティを支払うことで商標の使用権や商品と
サービスの販売権を得て経営する。
・代理店:メーカーや特定の会社からの委託を受けて、商品やサービスの  
     販売、仲介などを代行する会社や店舗のこと。
・特約店:メーカーと特約(特別な契約)を結んだ卸売業者のこと。
・販売店:メーカーから商品を仕入れて販売する店舗。
・取次店:顧客の注文を受け、商品やサービスの取次を行う店のこと

直営とFCのメリット・デメリットの違い(本部目線)

【直営のメリット】
・全て自前の売り上げ ※展開資金が自前の場合
・資産を減価償却に出来る
【直営のデメリット】
・全て自前
・費用がかかる
・減価償却で落とすと、結果的にBSが重くなって出店不可となる可能性あり
・展開がすぐに出来ない

【FCのメリット】
・本部へのロイヤリティ
・他人資本
・費用が抑えられる
・一気に展開が出来る
【FCのデメリット】
・売り上げが全て取れない

BSとは資産・負債・純資産の状況を示した書類
※純資産=自己資本

百貨店といえばバブル時代
バブルが再び来るための条件は何でしょうか。

【バブル再来の条件】
・金融緩和でお金が余っている
・値上がり狙いの短期売買が上昇
・社会の変革期で将来予想が難しい
・バブルを経験した人が減る
・土地の需要があがるとみんなが信じる
・銀行が貸し出しを増やす

外商顧客は全百貨店の全体売り上げの60%を占めてると言われてる。成功者は考え方やスケールが違う。

本日はお読み頂きありがとうございます。

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